久しぶりのおでかけ。実技の講義をしてきました。

実技のあれこれ

久しぶりに、新幹線にのっておでかけ。

zoomで定期開催しいてる鍼灸勉強グループの実践会でした。
zoomも講義は本当に便利なんだけど、たまには実践会やりたいよねえ。

この会は、若い方が多く、とっても楽しいです。
今回はちょいとばっかり実技指導の講義もさせていただきました。

鍼灸実技は別の先生で、私は補足的に臨床で私が使っているお灸のさまざまを紹介。

前日にちょいとリハーサル的にやって、十字灸だけを単独でやると、胸に気滞が残る度が高いと判明。うーむということで、全体を治療した中で取り入れるべきだと実感し、単なる実技というよりは、一連の人を診るやり方をお伝えしました。

マイブームの十字灸。
この十字灸は本当に応用の幅が大きく、実技したいので、どういう風に取り入れるかうーんと3秒悩み(^^ゞ、みんなで練習してもらうターンをいれるのをやめ、一連の流れで、初めの体表観察からお見せして、仰向けの脉診、腹診、舌診、経穴診と行き、上背部の経穴診そして十字灸のデモ、勘案しながらの中焦下焦背部兪穴処理と、踵からアキレス腱ラインの施術をいれていきました。

ほんでもって、ラストに、リクエストでもあった、棒灸実技と灸ペット実技。

私は途中で身体をみているのがおもしろくなってきてしまい、鼻歌交じりに施術をはじめてしまい(だって、身体って面白いし、道具としての鍼灸もおもしろいんだもん)、質問されて、ハッと我れにかえる。

督脉の5ばんか7番あたりを中心とした十字灸見せたかったのに、この二つに反応がない。実技モデルとは言え、反応のないものにはやりたくないもんね(やる気がでん)

で、みると、陶道(GV13)、大椎、風門(BL12)あたりに。ううううむ。これほると、多分ほかが出てきて、時間足りるのか?は頭によぎったけど、まあイケイケ。で施灸。

そのあと督脉みると、やっぱりふふふ。7に出てきましたねということで、7(至陽(GV9))も追加して施術。

カルテって言うか、記録をその場でつけてないので、もう半分忘れかけてる。
記録って大事だなあ。参加者の誰かがとってないか聞いてみよっと。

久しぶりの大坂、とっても賑やかでした。ただ、ダッシュでいって、ダッシュでかえりました。新大阪の激コミップルにドン引き。トイレに入るのに10分以上並んじゃったよん。

言葉はどこからくるんだろう?

言葉はどこから来るんだろう?

私達はあたりまえに、日本語を使い、言葉を使い人とコミュニケーションしています。

☆東洋世界の言葉

東洋医学の世界にいると、言葉を使うときには用心深くなりますねえ。

たとえば、気という言葉。これ普通に使っちゃうんですが、どういう意味で使っているのかが結構大きな問題。

でもって、この世界にいる人同士でも、使っている前提が違うと全く違う意味合いで使っているのに、同じ言葉だったりするので不毛な(^_^;)論争が。

私がこう言った言葉を使うときに一番心がけるのは、場の設定。どんな場を設定して気という言葉をつかっているのかによって、

意味がちがってくるかなと思います。

気という言葉も、まるごとひとつの身体そのものをあらわし、気としているのか、そのまるごとひとつの身体を気血という動きとモノという観点から分けたときに見ている言葉としての気か、胃腸の力という側面で、胃を一つの存在(場の設定)でみたときの、胃気ということば。

ただし、この胃の気というのは、場の設定によって、胃の気という人間の生命力を感じてみるときの尺度にしてある場合もありますので、要注意です。

☆小さい子供が言葉を獲得するということ

さて、そんな言葉って難しいなあの世界に私はいるのですが、

目の前にいる、今度の7月で2才になる孫がまだ意味ある言葉を話さなくって

改めて『言葉』ってなんだろうと深く考えます。

子供の成長的には、一才半検診で意味ある言葉を2つ3ついうか?と言う項目が

クリアできてない(^_^;)ということで、娘は非常にあせっていますが、

私が観察するに、なんらかの問題があって言葉を話さないっていうよりは、彼にとってはまだ発語の必要性がないんじゃないかなという感じで眺めています。

孫ちゃんは、キュイキュイ語をあやつります。

夕飯を食べて椅子に座っているときに、あれこれとテーブルの大人用に盛り付けられた

皿を指差し、孫ちゃん『キュイキュイ〜』(そっちがほしい)。

大人『これなの?』

孫ちゃん『きゅいーん』(違う、それじゃない。)

大人『じゃあこっちのにんじん?』

孫ちゃん『きゅいきゅい』(そうそう)

大人『さっきから人参ばっかりじゃない、お肉も食べなさい』

孫ちゃん『きゅい〜〜ん』(やだやだ、人参がもっと食べたい)

ってな感じです。

早く、人間語を話せよおいってな感じですが、

孫ちゃんの師匠はうちの猫集団。

猫先生も私をじーっとみて

猫先生『にゃー』(おい、メシくれ!)となき。

私『はいはい、ご飯ね、まっててね』

猫先生ジー—と視線

私『ごめんごめん、すぐするから』

猫先生も、孫ちゃんも、彼らにとって、人間語はなくても、日々は過ごせます。

言葉が話せたら、本当に楽だし、世界が広がる。

言葉ってのは、いったいどこから降ってわいてくるのか。

☆言葉がわかっているのか、いないのか

言葉がわかっているか、わかっていないのかという判定に、

ジェスチャーを用いずに言葉だけを使ってみて様子をみてみるということを知りました。

そういえば、私達は小さい子に話しかけるとき、いつもジェスチャーをいれて

話していました。

『あっちにいこう』と、あっちを指差しながら語りかけたり、

『これどうぞ』といいながら、コレを手のひらにのせ、目の前に提示したり。

この使い方だと、言葉そのものが子供にはいらなくなり、言葉で理解しているのか

ジェスチャーで理解しているのかわかりません。

そこで、

『これをゴミ箱にいれて』とジェスチャー無しで言うと、

ちゃんとゴミ箱に捨ててくれました。

『これを洗濯機の前に置いてきて』もできたので、

どうも言葉も分かっていて、彼にとってはまだ『人の言葉』を自分で使うことが

必要の内談会なんだなと思いました。

☆環境と言語 沢山の言語に囲まれたフィリピンの人

私はフィリピンの人とのオンライン英会話をながらく続けています。

フィリピンには、国語としてのナショナルラングイッチ(タガログ)がありますが、

言語という意味合いを持つほどの違いがある地方語(ダイアレクト)があります。

そして教育を受けるには英語が必要です。

そんな環境にある彼ら。ときに、言語の専門家である人が先生だったりするので、

『もしあなたがご自身の子供に言葉を教えるときに、何を一番最初に教えますか?』

と聞くと、90%の人が、ダイアレクトを一番最初に教えるといいます、

10%いやもうちょっと低いかなが英語。

ナショナルラングイッチを最初に教えるというお返事は今までもらったことがありません(^_^;)。

このイメージ日本ではちょっとつかないですねえ。

で、これはなぜ?という先生との討論の中で、『言語は文化を表している』と言うことに

気がつきました。つまり、言葉は意味が通じる道具であり、文化も共有するという前提の道具なのだということです。

気という言葉が、なかなか曖昧なのは、この『文化的意味合い』が強いがために

共有することが難しいのかしらんなどとおもったりして。

孫ちゃんのキュイキュイ語は非常に面白いです。

いったい彼の頭の中で、どんな感じで、日本語とつながっていくのかは興味深いです。

桜の花びらがまっています。

世の中にたえて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし。

いにしえの方々と言葉を共有し、桜を愛でることができる。

日本語の美しさと同じ言葉が長年使うことが許されている国にいることに感謝です。

冷え対策:冷えは動きをつけろ!

冷えについては、本当に世の中にいろいろな対策が溢れていますね。

私は長年にわたり、患者さんの『冷え』という訴えに対応してきました。

そして、タイプ別に3つあり、このことを踏まえて冷え対策をしていただきたいなと思っています。

 

 

人間には、ざくっとわけて3つのタイプがいらっしゃります。

それぞれにタイプが違います。

冷えにはおおきくわけて、三つの課題があります。 冷え

 

生命力の弱さの冷え

 

動きのにぶさの冷え :めぐり、うごく力が足りない、

温め、養う力があっても、巡らなければ、末端まで届きません。手足が冷たいのは緊張や、血流の動きの面での悪さが原因なのかも。

 

外因:外が寒い、地面が詰めたいなどの影響による冷え

 

冷え対策!

冷え対策その1 生命力の弱さ

生命力の弱さをおぎなうには、サプリや漢方なども有効でしょう。ただし、胃袋の力不足の場合は、経口摂取するモノの追加はで逆に生命力が落ちてしまうこともあります。この場合は、お灸のセルフケアです。

 

 

 


胃袋が弱いタイプには、この胃の六つ灸がききます。                             膈兪(BL17)、肝兪(BL18)、脾兪(BL20)。当院ではこのほかにその方の一番弱りを示している経穴へのセルフケアをお勧めしています。

 

冷え対策その2 動きの悪さ

 

 

 

 

 

動きの悪さです

動きが悪いということは、温める力があったとしても、なかったとしても、末端に届き、全体を巡ることができません。

巡らせるための努力が必要です。

緊張や、運動不足、瘀血、などさまざまな原因がありますが、イメージとしては昔のお風呂です。

交代温冷浴 末梢循環改善のために
1)40-42度ぐらいのお湯に膝下まで1-3分ほどつかります。
2)浴槽を出て、冷水を手や足に10秒ぐらいかけます。
3)1と2を3-4回ほど繰り返します。
4)暖かさを閉じ込めたい場合は、最後に冷水で終わりにします。

☆全身浴を行いながら、冷浴をおこなってもよいです。
☆半身浴、あるいは手足の末端のみをバケツなどのお湯と水につける交代温冷浴にしてもかまいません
☆水とお湯の温度差は30度ぐらいがよいとされていますが、冷水浴はあまり無理せずに徐々に身体をならしていきましょう。

 

冷え対策その3外因

 

生命力の弱さや、気血の巡りの悪さによって、温め養われていない部分となりやすいところである、皮膚表面や、手足などの末端は外側の影響を受けやすいですね。この場合は、その末端を外因から守る必要があります。

いわゆる、手袋をするとか、服を着るということですね。カイロなどの温度がでるものも、外因がキツいときはよいかと思います。ただし、温め養うのは、基本的にご自身の生命力でおこなうものです。あくまでも外因がきついときの防御として考えてください。

 

まとめ

 

冷えと、つめたさばかり考えがちですが、食べたものを滋養とし、全身に頒布することが究極の冷え対策です。

温め、養い気血はめぐります。
血流を意識した健やかな身体作りをしていきましょう(*^_^*)

 

 

ビタミンD 、必須脂肪酸のお話。

ビタミンD 必須脂肪酸の話し。

最近、なにやらブームのビタミンDや油

ビタミンDは、不思議なホルモンです。私達がお日様をあびると、皮下で合成されます。まるで植物みたいですね。そして、不足していれば食べ物から補うこともできます。

最近、紫外線をガッツリ避けようという流れですが、ある程度は紫外線の力もかりる必要があるということですね。

☆なにごとも、ほどほどに>ビタミンDの摂取について

このふたつは、ほどほどであるのが重要なようです。
紫外線を浴び過ぎれば皮膚にシミができたり、皮膚がんの原因になるといった害も気になります。

かといってビタミンDの不足が怖いからと、多く食べ過ぎれば、過剰摂取のために病気*になってしまう危険性もあります。

☆ビタミンDの役割について

役割としては

・カルシウムの吸収促進、
・骨の成長促進、
・血中カルシウム濃度を調節する重要な役割

とあり、健康な骨を維持するために欠かせない、脂溶性(油に溶けるタイプ)のビタミンです。

またビタミンDには、免疫機能を調整する働きもあるとされています。

☆骨との関与、東洋医学の腎に関連

この、骨と関係するというあたりで、東洋医学でいうところの生命の余力、

腎のカテゴリーとの重なりが感じられ、その腎に支えられる女子胞(子宮)の力にも

直接影響がありそうで、妊活で注目されるのもよく理解できます。

東洋医学の腎は、西洋医学の腎臓とは若干概念が違います。

五臓の中の一つである腎は、生命の余力、つまり体力貯金の意味合いを持っています。

だから、妊活という生命の余力で行われる活動には重要なわけです。

☆健康度をupさせるビタミンDや油の役割

健康であるために、また妊娠をめざす上での、ビタミンD、カルシウム、鉄分、葉酸などの摂取は大切であり、適度に日光に当たり、バランス良い食生活をしていきたいですね。

最近、私が心がけているのは、ω(オメガ)-3の油です。

魚油に含まれているDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称です。

これは必須脂肪酸(健康のため接種しましょう!)として位置づけられています。

効果としては

・ 血流改善やコレステロール値の低下、

・アレルギー抑制など幅広い効果

このω3の摂取のために、サバ、イワシ、サンマを食べると、ビタミンDも摂れるので一石二鳥です。

鯖缶、納豆、玉ねぎでいっちゃいましょう!

佐々木敏先生のビタミンDのお話

さて、私の大好きな佐々木敏先生のビタミンDのお話。

私達はビタミンDの80%を魚からとっているそうです。

北の海でとれる、油の多い魚がいいんですねえ。

サケに軍配があがりそうですね(^^)

妊活でもビタミンDが注目されていて、時に私もご質問をいただきます。

妊娠率up、流産率ダウン?

ただし、ビタミンDは脂溶性ビタミンです。

つまり、過剰摂取は注意が必要と言うことです。
ビタミンDの働きと1日の摂取量

ビタミンDの過剰摂取についての記載

→ビタミンDをとりすぎると、高カルシウム血症が起こり、血管壁や腎臓、心筋、肺などに多量のカルシウムが沈着します。そのため腎機能障害や食欲不振、嘔吐、神経の興奮性の亢進などの症状が現れます。

案外怖いですね。血管にカルシウムの沈着というのはうーむです。
骨をしっかり合成してくれる手助けをするビタミンDですが、
過剰にとると、あっちこっちにカルシウムを沈着させちゃうわけです。
なにごともほどほどですね。

佐々木先生のビタミンDのお話はこちら。

 

 

CBT(認知行動療法)のトレーニングをやっています。

CBTのトレーニングをやっています。

認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy)というのは、CBTとも

よばれています。

あまりなじみのない言葉ですが、認知の歪みという言葉は案外しられているのかなと

思います。

色眼鏡をかけている自分の目

事実を、自分の目。
自分の色眼鏡を通してみると、事実に対する歪んだ認識が生まれます。
その色眼鏡によって、事実をありのままにみることができず、自分自身が苦しんだり、行動がうまくできなかったりします。

この色眼鏡、詰まり認知の歪みは誰でもあります。自分がどんな歪みがあるのか気がつくことで、自分が自分の人生のパイロットになれるかなって私は思っています。

CBTフィードバッカーとしての参加

さて、ワークは1回目は一般参加、そして2回目はフィードバッカーとして参加しました。

一ヶ月間もう、毎日、どーーーっぷりとCBTの沼につかって訓練の日々です。

このフィードバックというのは、フィードバックをもらう人にとっては、ご自身の見方の気がつきにくかったところに気がつくことが出来、新しい扉を開くきっかけにしていただけるお手伝いができればいいなあと思っています。

そしてフィードバッカーである自分自身も、とても勉強になります。

しっかりとがんばり、そのおかげか、かなり自分自身が身につけられたかなと思います。

まあ、ばあさんですので(最近、この言い訳ばっかり(^0^;))、今後も無理せず

出来る範囲でやっていこうと思います。