不妊・妊娠と鍼灸」カテゴリーアーカイブ

二人目不妊、「この子がいるから兄弟が欲しいんです」(0155)

子供が欲しいというシンプルな希望。

二人目不妊の方の場合は、「この子がいるから兄弟が欲しいんです」というご希望をおっしゃる方が多いです。

不妊治療をなさる方に候うと、ご自身も兄弟が少なかったり、またそのご兄弟にもお子さんがいらっしゃらない。つまり、第一子には周りに同年代の親戚がいないという状況の方が多いように思います。

また、親となるご自身が40歳前後であれば、その子供が成人し、子供を授かる年齢になるころには自分は70歳を越えます。成人してからの問題を相談し合える兄弟が欲しいというのは、親として当たり前の望みなのでしょう。

この症例の方は、一人目を30代後半で授かり、その後二人目への挑戦をなさっています。しかしながら、子育ての疲労や年齢要因などが重なりなかなか前に進まないという状況。二人目不妊ならではの課題に直面されていました。

この困難な状況の中、丁寧で地道な努力のおかげで、無事に妊娠、出産されました。兄弟二人、本当によかったなあと思います。

人は社会の中で育ちますね、兄弟姉妹。子供ならではの楽しい関係が生まれそうですね。

↓ビッグママ治療室の症例集で見る
20回以上の採卵周期、二人目出産(44歳出産)

ネットの弊害?不妊相談、カウンセリング。

ネット検索の弊害? 不妊相談、カウンセリング

ながらく不妊治療について、あれこれの相談にのっています。
そのなかで、やはりポイントとなるのは、一般論としての不妊治療についてではなく
『目の前のこの人にとって何が必要であるか』ということだと思います。

身体は人によって違います。
経済状況も
家族関係も、
考え方も違います。

インターネットがあり、ご自身の状況の気になるところを
ネット検索することが出来ます。
このネット検索は、非常に助けになる情報提供となる場合も
多くあると思います。それは事実でしょう。

ただ、自分自身にとっては何かをひとつ選ばなくてはならないわけです。
人生はこっちとそっち。平行に進めるわけにはいきません。
どうしても、何かをするという決断が必要で、前にコマを進めなければ
ならないわけです。

この選択の時に、データーは役に立つでしょう。
成功率はやはり成功率として実績を物語ります。

ただ、ここが本当にマジックだなと思うこともあるのです。
一般論として、25%と、40%の成功率の差があると明示されていたら
当然40%の方を選択するでしょう。
でも、妊娠は0か100しかありません。成立するかしないか。
40%の妊娠なんてないわけです。

ここで考えなければならないのは、一般論としてはそうだ。
そしてそれを踏まえて自分は何を選択するのかというポイントなのです。

10日程前、今のこの方にとってベストな病院に通院中だなと思われる方が
『もっと、いわゆる不妊治療で有名なところに通うべきでしょうか』と
相談されました。

この方がネット検索し、あれこれ考えればもっと有名で、高い成功率を
謳うクリニックも見つかるでしょう。でも、それがこの方にとってベストなのかと
思うと疑問を私はもつのです。

現時点で、
自然妊娠の希望
年齢が比較的若い
精子の問題が少しある
基礎体温表で高温期の不安定さや、排卵の波がある。

このような状況では、比較的通いやすく、自然妊娠を中心にする人工授精までの治療も積極的に受け入れ、体外受精もしているので培養室もある(人工授精の時に精子の処置が上手)という今の病院はベストであると思えます。

そして鍼灸で手を入れてきて、だいぶ高温期などがしっかりしてきて、
『もしかして妊娠?』などという兆候も見えるようになってきました。
この時期に、極早期の妊娠検査薬を使い、うっすらでも妊娠反応が出ていれば
精子と卵子は出会い、着床までは進んでいるということが確認でき、
体外受精をいそぐ必要はない(つまり体外受精が一番力となるキャッチアップ障害はない)ということがわかります。このうっすら化学流産がもし何度も続くようならば
体外受精などを考えるのではなく不育系を考えるべきかなと思いますし、
鍼灸治療の軸足をこの着床から妊娠処置のゾーンに少し変えておくことも考えます。

しかしながら、年齢要因もあります。
体外受精への挑戦も年齢が若い方が有利なことは間違いありません。
ある程度の状況までやってみて、手応えがなければ
時期を逸しないように注意しながら(ココがポイント)、
病院選びをさらに考えた上で(それまで使った排卵誘発剤の反応や精子の状況、
ご自身の経済状況などなど)、どこのクリニックで体外受精の治療を進めるのかを
考えるべきだと思っています。

この方へは、ざっくりと一連のこの方にとって、もし現時点での
治療で妊娠に至らなかったらどうすれば良いのかということを提示させて
いただきました。

高度生殖医療には非常に高額のお金がかかります。
そして考えなければならないのは、助成金は6回出るという意味です。
つまり、1度や2度の体外受精では結果がでにくいという事実が
あるのです。治療の目安を6回ぐらいは持つべきだという意味だと
考える方が、不妊治療としては自然です。

助成金が6回出てもかなり高額です。
どうしたら年齢要因を踏まえた、なるべくスピーディーで効果的な
不妊治療ができるのか、ぜひご相談頂けたらと思います。

また、ある方が
『漢方が毎月5万円を越していて、ときに7万円ぐらいになるのです。
続けないと妊娠出来ない気がするけど、この金額にもう恐くて・・・』と。
私は漢方そのものはこの方にあっているなと思いましたが、
漢方処方の方針が明確ではなく、一つ一つの症状や状況に
製品を足している状況は、あまりよい選択ではないし、他の選択もできるなと
思ったので、とあるアドバイスをいたしました(アドバイスの詳細はまた
別記しますね。気になる方は(^^ゞ、直接私に聞いてください)。その方は
ほっとなさっていました。

当事者であるご自身には、ご自身の現況、そして今後に対する必要なモノに対して
優先順位がつけにくいと思います。
少しでもお力になれればって思うのです。

患者さんの声

私は昔からネットおたくで、ウィンドウズ95が出て、インターネットというものが世の中に出始めたころに、『HPが持ちたい!』と思い鍼灸院のサイトを作りました。当時は全国で鍼灸院のサイトは3軒しかなく、周りの鍼灸師の人に『何のためにそんなもん作るの???』と何度も、何度も言われました。

時が流れて平成に
いまでは、WEBのない鍼灸院の方が珍しいでしょう。
そして昨今は、WEBでの集客っていう言葉もあるぐらい、ネットの活用は
盛んで、ウチの治療院の電話もそれらの会社からガンガン『ネット集客しませんか?』と
かかってきます。はあ、仕事中の営業電話は勘弁して欲しいですねえ。

そんな世の中でも、WEBは『自分の書きたいことを書く』をずっと貫いてきました。
とくに、治療院やサロンでよくある『患者さんの声』ってのは、患者さんを広告に使っているようで、なんだかイヤの筆頭でした。でも、そういったことをシェアすることで逆に選びやすくなるんだよと言われ、ちょっと考えを改めました。

実は患者さんの声、アンケートは出産間際の方にはお願いしていました。いままでの鍼灸治療を振り返っての感想や思いを書いていただいて、それを私は私一人の楽しみにして拝見していたのです。

今回、そのアンケートを外に出した方がよいと言われ、書いて下さった方にメールをいれました。内心、こんなお願いするなんて・・・と思う気持ちもありました。でも、皆さんのお返事にもの凄く勇気づけられたのです。写真を入れて下さったり、最近の近況を教えて下さり、今後に続く方のためにどうぞと皆さん快諾して下さるメールを下さいました。
本当に、本当に感謝です

そして
私には、
出来ることがある、
伝えたいことがある。
それは明らかにメリットのあること。
ぜひ、時間(年齢要因)とお金(不妊治療の費用)を
充分生かすにはどうしたらよいのかというアドバイスを
私にさせてください。
私には、多くの経験があります。それは
今回お返事を下さった方々始め、多くの患者さんが歩いて
こられた道なのです。皆さんの経験を少しでも
シェアできたらって思います。
同じ悩みで苦しむ方へと、多くの先行く人々が
コメントを残して下さっています。
貴方に少しでもお役に立てればと思います。

WEBサイトの方にアップしていきたいと思います。
また、症例とリンクできるものはわかりやすくたどり着けるように
しようと思います。

頑張ります(^^)

『不妊治療、やめました』、大豆イソフラボン 子宮内膜症

不妊治療、やめました。~ふたり暮らしを決めた日

作者の堀田かよさんは私と同年代の方(50代半ば)です。

いまではお母さまの介護のことをマンガにかいていらっしゃいます。
(まあ、そちらの方でも、えーとか、うーーんとかリアリティのある体験談漫画なので
感想も唸ってしまう感じがおおいのですけどね)

この本の最後のほうにある、

『世界の広さを知ると、自分の寂しさなんてどうでもよくなるものよ』という言葉は、
胸をジンってうちます。

不妊治療の体験談はご本人にとっての真実であり、同じ境遇にいらっしゃる方にとって
共感し、勇気がわいてくる部分も多いと思います。

私は、同年代の人間として、世界の広さと自分のさみしさという言葉がなんだかしっくり
くるのですよね。

人は寂しい生き物なのかなと、いや生き物だから、当たり前に暖かさが欲しいし、
自分との関係性が欲しくなるのはごくごく自然のことなのでしょう。
その関係性の一番シンプルな子供と親という繋がりがなかなかもてない苦しさは
同じ境遇の方でないと共感できないものなのでしょう。

そして、世界の広さをしったときに、自分の心の寂しさにしがみつくことをやめ、
広さに向かって目を向ける視点がうまれたのでしょうか。

自分の不安、さみしさ、人恋しさを愛おしみ、
それをわかったうえで、顏をあげて前をみる。

世界の広さに気がつくことができるといいな。

ところで、この方は、子宮内膜症にかなり苦しんでいらっしゃいます。

生理を止めると言うことはお子さんを欲しい方には難しいのですが、
もう一段、妊娠して生理が止まるということはよい治療になります。
子宮内膜症があるから、妊娠しずらいという悪循環から一歩脱することができると
よいなあと思います。

また、不妊治療を見ているとホルモン剤に対しての反応は非常に千差万別、
人によって違います。大豆イソフラボンに関しても、非常に反応に個人差があるように思います。

子宮内膜症や筋腫など婦人科疾患でお悩みの方でしたら、3ヶ月程度、がっつりと大豆製品を切ってみることを試してみることはよいのかも知れないと思います。どちらかというと、子宮内膜症のトラブルの方により手応えを感じる方が多いと思います。

卵巣嚢腫、子宮内膜症、長らくの不妊と苦しんでいた方が、大豆製品の摂取をやめることでトラブルが軽減、鍼灸治療併行しそのまま2年ほど継続する中で長い不妊治療にピリオドを打つことができ無事にご出産につなげることができました。そして産後1年。あれほどまでに多くのトラブルを生んでいた膿腫、内膜症がなくなり経過観察不要ということにまでなりました。

子宮内膜症にはガン化のリスクがあります。このリスクを回避できたということは非常に大きいことだと思います。

健康志向の強い方の場合、肉や卵のタンパク質摂取を嫌い、大豆製品にがっつり傾いている傾向の方がいらっしゃいます。なんでもきなこをかけちゃうとか、油揚げ、豆腐ばっかりというのは一見からだに良さそうなのですが、時に問題を引き起こしていることもあります。気になる方は1度がっつりとやめることを試してみるのもよいかと思います。

また、以前に子宮筋腫、内膜症の患者の会で、乳製品の摂取を控えていたら、逆に筋腫、内膜症がひどくなったというコメントを拝見したことがあります。個人差の問題もありますが、乳製品を控えて、タンパク質の摂取が少なくなってしまったり、逆に豆乳を過剰に摂取するというようなことになると、ひどくなるということもあるのかなあと思いました。このあたり、なんとも言えないところでもありますので、心当たりのあるかたはまず試してみるのがよいかと思います。該当する場合ははっきりと症状が軽減することがあります。

妊婦さんのお身体手入れ。待ち遠しいな(^^)

妊婦さんのお身体を手入れしています。

昨日は妊娠30週と9週の妊婦さん。
30週の方。仰向けでお腹、手足を施術。お臍がだいぶ裏返っています。

うつぶせは専用クッションがあります。
妊婦さんの場合、うつ伏せの方が楽とおっしゃる方も多いです。
恥骨や鼠蹊部あたりに大きくクッションが入るようにしましたら、うつ
ぶせにフィット。でも、もう次回辺りからはうつ伏せが無理ねえなどとお話。

30週のおなかは、だいぶせり上がって、盛り上がって、
赤ちゃんが、ごそごそ動くのが、目で見えます(^^)。
なかにはどんな人が入っているのかな?出会える日が楽しみです。

9週の方は、こないだ3センチほどのピクピクチャンが見えました~という状態。
でも、まだ胎動を感じる時期でもなく、ご本人としては、『本当にいるのかなあ?』
と不安でもあります。

私の左手を下腹部にあてると、右下の辺りで、しっかりとした反応が返ってきま
した。脉で見る方法もありますが、こうやって手のひらをあてると、赤ちゃんの
いる感じというのが、直接的に伝わってきます。『ああ、ここにいるよ~』と私の
感じを伝えました。もう少したてばご自身でも感じる事が出来ると思います。

 

人間は、人間のお腹に宿り、大きくなって、生まれてくるんですね。
当たり前のことなのに、
なんだか不思議で、面白くて。
まちどうしいなあって一緒に首を長くしてまっています(^^)