カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代後半 不妊

体外受精25回、卵子提供を薦められている(38歳出産)

治療経過

2009年7月初診 48診後HR周期にて妊娠
2011年東日本大震災のすぐあと無事に出産
おめでとうございます!!

あとがき

お話しを聞いていて、正直なところ『かなり厳しい状況だな』とは思いました。
しかしながら、

1)年齢が若い(38歳)
2)少ないながらも採卵できた卵が胚盤胞になり、着床したこともある
3)粘り強くやり続ける根性がある

上記の3点から、とにかく採卵できているうちはしっかりと採卵を進め凍結胚を作り、採卵できない、もうこれ以上は採卵しないというところまで採卵を続けるということをして、1年余り身体作りに時間をかけました。このことによって、子宮内膜症、子宮筋腫などがあるうえに、ご本人の素体的な弱さもそれなりになんとか補われ、準備をしての移植となることが出来たと思います。

妊娠出来るのか!? 
妊娠判定から、不妊クリニック卒業まで、一度も順調と言われたことはないという状況でしたが、なんとか卒業され、無事に予定通りの帝王切開の日にちまで妊娠をしっかり継続させることが出来ての出産となりました。東日本大震災の時は妊娠後期で、本当に恐かったでしょう。私も恐かったですよ! 一緒に頑張りましたよね。

子育ては、色々なことがあると思います。楽しいこと、面白いこと、大変なこと、嬉しいこと!ご家族3人で、頑張って乗り切っていって下さいね。