カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 一般の症例集 30代後半 虚弱体質・疲労 40代 不妊

虚弱体質、突発性難聴を乗り越え二児を出産(39歳、44歳出産)

概要

もともと小さく産まれ虚弱気味の方でしたが、ハードな仕事で体調を崩し突発性難聴のステロイド治療のあと疲労感、だるさ、背中の痛み、不妊で悩んでいらっしゃいました。まず『身体の建て直しを!』というところから始まった不妊治療です。

(この症例の弁証論治→強い疲労感 だるさ 背中の痛み 腰の痛み、不妊(30代後半、女性)
【case:0086】

ご相談内容

10代の頃から人よりは疲れやすい体質だと思います。31歳の頃から聴力が低下し、突発性難聴を経てかなり調子悪いです。35歳ぐらいからは夜トイレにおきます。午前中は身体がだるく、ぼーっとして起きられない感じです。何かをしようと思っても、座り込んでしまうと立つ気力がわきません。場処を限定できませんが身体のあちこちの痛みもあり、だるさも強く、子供を望んでいるのですが、今のままではどうしたらいいのかわかりません。

東洋医学的診立て

強いだるさや疲労感は、お身体を拝見してすぐに理解できました。また、舌を見たときに、『これはかなり危ない』とも思いました。それは身体の素体の弱りに乗じて、身体の内側の火が立ち上がってしまい、身体を内側から壊すような状態になっているためです。耳が突発性難聴に襲われ聴力が落ちてしまったのもこのためだとおもいます。この内側の火はとても恐い存在です。

今のお身体の状態は、身体自体がとても弱ってしまい、内側から破壊につながるような火が立ち上りかけていること。火が立ち上りかけているのに、冷えの入り込みもあり、この冷えの入り込みも身体に負担をかけていることです。身体自体が丈夫ならば内側から立ち上がる火も、内側にある冷えの入り込みも自力で解消していくことができるものなのです。しかしながら、身体そのものが弱り果てていると、この二つが大暴れして悪循環をおこします。今の状態はまさに悪循環そのものです。

まだ30代、充分若いです。ここで踏ん張って、身体を建て直し、赤ちゃんを抱きましょう。

東洋医学的弁証論治
弁証:腎虚を中心とした気陰両虚 肝鬱化火 風邪の内陥
論治:益気補腎 疏肝理気 疎風散寒
治療方針:まず第一に腎気の回復を図る。また素体に負担となっている風邪の内陥を払うことを急務とする。第二に腎気の回復と共に子宮を中心とする女子胞の生命力を回復させ気滞血瘀の状態を改善し妊娠を望む。