カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代後半 不妊

よい胚盤胞を移植しても妊娠できない(38歳出産)

治療経過

30歳 不妊治療スタート
34歳 体外受精顕微授精スタート
 6回採卵して6回移植、一度化学流産があるが妊娠しない
36歳 ビッグママ治療室初診
 腎虚を中心とした気虚肝鬱の証により、週2回の鍼灸治療スタート
 3診まで治療を受けた後、夜までなんとなくフラフラし、翌日にはすっきりする。
37歳 鍼灸治療スタートから半年後 体調が全般に良くなった感じがする
10ヶ月後 胚移植ー妊娠
妊娠8週 つわりがひどい(母もつわりで入院したと)が鍼灸でなんとか成っている感じ
妊娠12週 子宮頚管が短いと言われた
妊娠15週 頚管長3.5ミリで経過観察、短くなればすぐに入院と言われる
妊娠22週 仰向けになるとすうっと気持ち悪くなってしまう
妊娠25週 赤ちゃん900グラム
妊娠30週 昨日からトイレが近くお腹が張っている、頚管長2.7センチで34週までもてば入院しなくてOKと言われた
妊娠32週 頚管長2.6センチ 張りやすいが検診ではOKと言われてほっとしている
妊娠37週 赤ちゃん2800グラム
妊娠39週 38歳 無事に3100グラム49.8センチの女児を自然分娩で出産
おめでとうございます。

あとがき

何度体外受精に挑戦しても上手く行かず、『妊娠する気がしません』というのは、正直な実感だと思います。そして、妊娠しないことから生じたストレスによって、また妊娠しにくさが広がっていくのは本当にご自身ではどうしようもない悪循環ですね。

鍼灸治療をはじめても、当初は刺激が強すぎたのか、治療を受けると夜までフラフラすると仰っていましたが、週に2回継続的に通院されました。だんだん身体そのものが軽くなっていき体調もよくなり、精神的にも安定なさっていきました。

10ヶ月後の胚移植再開で無事に妊娠。妊娠中もなんとかかんとかという経過でしたが、無事に目標通り3000グラム強50㎝弱の充分な大きさの赤ちゃんに恵まれました。おめでとうございます。