カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代前半 30代後半 40代 不妊

15回以上の胚移植でも妊娠せず、転院で治療が好転(42歳出産)

治療経過

36歳の初診時
 採卵ー移植3回するもすべて陰性
 その後、同一の病院にて採卵を5回 移植を10回以上するも一度も妊娠反応出ず。
39歳 病院を変えてみたらとアドバイス。いままでの方針と違う病院に転院
 治療法など工夫し、だんだん腰痛の状態が改善
40歳 採卵ー移植ー初めて妊娠反応が少し出た 化学流産
41歳 採卵ー移植ー6週にて心拍が見えず流産ー移植ー妊娠ー無事に42歳出産。おめでとうございます。

あとがき

長い長いおつきあいとなった症例の方です。とても明るく、不妊治療についても淡々と出来ることをしていくという感じがすがすがしい思いで見守らせていただいておりました。とても優しいご主人で、背中の棒灸をしっかりとやってくれるというお話しに、ご夫婦の仲の良さが伺えるおふたりです。

不妊治療としては、当院来院の前から、ご夫婦各々の問題があり、取り組まれていらっしゃいました。

引っ越し前の病院から紹介されて通院なさっていたE病院は、とてもよい病院ではありましたが、なにかこのご夫婦とご縁がないような感じがありました。あの震災の時も、途中まで誘発が進んでいましたが治療中断となったという経緯もあります。こういった治療は何が良い悪いというよりもご縁のような部分もあるのではないかと思います。

転院された病院で再スタートの不妊治療でしたが、ここでも、病院側による思わぬアクシデントもあり、神様のいたずらを辛く思うこともありましたね。それでも、初回の胚移植で初めての妊娠。残念ながらの化学流産となりましたが、病院を変えたかいがあったねという話をしました。評判のよかったE病院での胚移植では一度も妊娠反応がでなかったからです。

再度の採卵ー胚移植での妊娠。妊娠中もやはり一筋縄ではいかぬ経過ではありましたが無事に出産までたどりつきました。ベビちゃんをみせてくださり本当にありがとうございました。かわいい、かわいいべびちゃんでとても嬉しかったです。

長い治療の旅、ご苦労様でした。べびちゃんが泣き虫で困りますという悩み事も楽しそうにおっしゃっています。よかったですね、泣き虫ちゃんの成長とても楽しみです!