卵の質について

あと一歩、卵の質が悪くて桑実胚、初期胚盤胞止まり凍結出来ず移植出来ません!

質問

a-girl『40歳です。都内のある有名クリニックにて、体外受精挑戦中です。体外受精を初めて1回目は初期胚移植しました。しかし着床はしたものの妊娠継続にはいたらずそのまま化学流産となりました。その次からは採卵した卵はすべて胚盤胞に培養して凍結胚盤砲移植にするという計画です。しかしながらもう、9回採卵していますが一度も胚盤胞に凍結出来たことがありません。

最初の体外受精で移植してからもうすぐ1年たとうとしています。この間、一度も移植出来ていません。年齢も41歳に近くなってしまいとても焦っています。毎回採卵で1、2個採れます。空砲や変性卵も混じりますが、成熟卵も多いです。主人の数字がよくないときは顕微授精にしていますが体外受精でも受精します。

初期胚盤胞まで到達できることも2回ありましたが、凍結までは致らず、最近は桑実胚でほとんど止まってしまっています。前回は、受精したものの分割しませんでした。月日がたつごとにだんだん、卵の状態が悪くなっている様な気がします。病院を変えてもっと薬を使うクリニックに変えるべきでしょうか?

今の病院では、『薬で卵の質があがることはない』と説明され、このまま、なるべく自然な形で採卵を続けていくことが、現段階で考えられる唯一ベストの方法だと病院からは説明されています。私はどうしたらいいのでしょうか?』

ビッグママ治療室・米山からのお返事

doctorなかなか凍結胚が出来ず、時間ばかりたつと言うことで、焦るお気持ちとてもよくわかります。

病院での説明の通り、基本的に『薬で卵の質が上がることはない』ということは私も皆さんの治療の伴走をさせていただいて同意見です。薬を使うクリニックに変えることが解決になるということはあまり期待できないと思います。

ただし、他の要因で、治療全体を通してのあうあわないはありますので、どうしても納得が出来なければ病院を変えるという選択もよいかとは思いますが新しい病院を選ぶときは、ご自身にとってどういうポイントで変えるのかということをしっかりと考えないと、また1からのスタートで時間ばかりかかり、ご自身のチャンスを失うことになりかねません。病院を変えることは慎重になさってくださいね。

さて、病院のことよりも、この現状をもう少し考える必要があると思います。年齢的に、厳しいことは事実ですが、ほぼ毎月、キチンと採卵できる成熟卵が採れていると言うことは、とても希望のある事実です。

その上で、卵の質が悪い、胚盤胞まで致らないと言うときには、採卵を繰り返すよりもするべきことはまだあると思います。妊娠というのは、貴方が日々を生きると言うこととは直接関係がないことです。妊娠出産してもしなくても、私たちは元気で生きています。つまり、人間の日々の生活の中では優先度が低いのです。

そして、女子胞(子宮)のある下腹部は人体の中では臍下丹田。生命の余力の貯金箱のような存在です。

年齢が若いと言うことはもともとこの貯金箱に積み増しが沢山あると言うことで妊娠しやすいのです。しかしながら、年齢を重ねると貯金がへっていきます。その上で、何かやらなければならないことがあれば、貯金箱からエネルギーが持ち出されそちらに使われます。

仕事が忙しければ、仕事をこなすことに貯金箱から生命力が向けられます。食事での栄養が偏って身体に過不足があれば、貯金箱からエネルギーが差し向けられます。これではいつまでたっても、貯金箱である臍下丹田女子胞(子宮)にエネルギーがたまりません。

卵の質を上げるというのは、この貯金箱にお金を積みますことによってしかなしえないのです。少し遠回りに思えるかと思いますが、身体作りをして卵の質を上げる努力をしてみましょうよ。臍下丹田女子胞(子宮)に生命力を積み増し、よい卵を作りましょう。そして、タイムアウトにならないように不妊治療をぐっと素早く進めていきましょう。

いままで、ずっとよい卵が採れず移植に致らなかった方が、一度の採卵で出来たたった2つの卵で、ちゃんと二人のお母さんになった方もいらっしゃいます。たった一つのよい卵に巡り会うために、出来ることをしてみましょう。いま始めるべきです。