体外受精-胚移植の成績データ

201X年Y月30日間に胚移植を行った方の成績と経緯

ビッグママ治療室で体外受精を行いながら治療なさった方が、どのような結果となっていったのかを、ある月1ヶ月間に胚移植をおこなった13人全員の方について、

  • 年齢
  • 不妊治療歴
  • いままでに胚移植をした回数
  • 移植周期の移植胚、結果、経過
  • 2年後の経過

上記の観点をすべてまとめてみまました。

  • 年齢は40才以上の方が6人(46パーセント)平均年齢38.77歳
  • 不妊治療歴は85%の方が難治性不妊といわれる年数です。半年から10年の方まで様々です。
  • 5回以上の胚移植経験がある方6名、初めての胚移植の方が1名
  • 着床したかた9名、69パーセント。出産まで継続なさった方5名38%
  • 2年後までの経過で出産に致った方8名61.5%
  • 出産に致らなかった方のうち不妊治療終了3名(経済的理由含む)、鍼灸治療中止2名

ビッグママ治療室での体外受精ー胚移植周期の治療について

移植周期までにしておくこと

  • しっかりとしたよい受精卵を作るための身体作り
  • 生殖リズムが充分に発揮できる力をつける

 
移植周期の治療

  • 血流をあげ、内膜の血液循環アップをはかる
  • 自宅でのミニ治療の指導をしっかりする
  • 不育症対策として、妊娠から12週までの間は特に女子胞力をアップさせる治療を頻回に行う。
  • 移植直前、着床の頃、着床が終わって判定日までの3つのポイントを重点的に

ビッグママ治療室での体外受精不妊治療についての考察

doctor不妊治療は、いろいろな要素がかみ合って進んでいきます。なかなか統計的な表現は難しいのですが、今回はある1ヶ月間に胚移植を行った方全てのデーターからの考察を時系列におこなってみました。

背景として、不妊治療歴が長く、いままでに5回以上もの胚移植をなさっている方が46パーセントと半数近くいらっしゃいました。

その6人の長い不妊治療、胚移植歴のある方のうち、4名がこの月の胚移植で出産まで致り、のちにもうお一人出産まで致っています。つまり5回以上の胚移植歴がある方の83パーセントが出産なさっていると言うことです。

また、年齢的に40代の方が6名の内4名出産まで致っています。逆に36-39歳までの方の方が成績が悪く、一概に年齢要因だけで不妊治療の結果は考えるべきではなく、婦人科疾患的な要素や、経済的な要因も大きな不妊治療の成績に反映される要素だと言うこともできます。ただ、35歳の方はお二人とも出産に致っています。

不妊治療がスムーズに進むために年齢要因が大事だと言うことは言うまでもありません。それでも、年齢要因だけではないのではないかというのが、私の実感でもあります。

この1ヶ月間の成績の特徴は、胚移植の挑戦歴が長い方が多かったと言うことだと思います。そういった方の場合、着床してからが勝負。とにかく着床してから妊娠判定、そして12週を越えていくところまでを、しっかり血流のフォローを行い、出産に結びつく様に二人三脚で取り組みました。

難治性不妊治療、そう簡単なことではありませんが、ポイントを押さえ、出来ることをしっかりやっていくことで、結果につながることもあるというのは事実です。全ての方に赤ちゃんを抱いていただきたいと切に願っていますが、それがかなわないのも現実ではあります。そういった中で、少しでもお手伝いができますよう、しっかりとお身体を拝見してフォローしていきたいと思っております。