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母体と赤ちゃんひとくくりの生命が、ふたつに別れるとき(出産) – 不妊!大作戦(8-3)

母体と赤ちゃんひとくくりの生命が、ふたつに別れるとき(出産)

妊娠中は、胎児とおかあさんふたつの生命であっても、外界に対しては、胎児とお母さんは、ひとつのひとくくりの生命です。

出産は、そのひとくくりの生命であったお母さんと赤ちゃん(胎児)が、それぞれの生命に分かれるための、大いなる出来事です。赤ちゃん(胎児)の生命力が満ち、まるで果実が蒂から落ちるように赤ちゃんの命は、それまで自身の生命のすべてをゆだねていたお母さんの内側から外界に出て、自らがひとくくりの生命となって外界と交流を持つ存在になるのです。

ここで、お母さんと、赤ちゃんふたつの存在になるのです。

赤ちゃん(胎児)の健やかな成長を願って

赤ちゃん(胎児)は、お母さんの生命力に支えられ成長していきます。
現代人は、その生命力(土台の力、腎気)が弱いケースがよくみられます。
この腎気の弱さは、お腹の張り、身体のひえ、そして赤ちゃん(胎児)の小ささということに繋がってしまいます。

赤ちゃん(胎児)の健やかな成長をねがって、無理のない範囲で、腎気をたてること中心 にアプローチしていきます。

充分な血流のある、暖かく柔らかいお腹は、お母さんである妊婦さんの生命力の充実をあらわしています。赤ちゃん(胎児)の成長にとりとても重要です。

この生命力の充実した暖かい血流に包まれた柔らかい子宮に育まれる赤ちゃん(胎児)は、きっと健やかに、大きく成長してくれるでしょう。