不妊・婦人科別館:

24才 結婚。肝っ玉母さんになりたかった。 – 赤ちゃんと出会うための旅 (3)

25才 タイミング治療 人工授精 クロミッド〔排卵誘発剤〕

結婚。半年くらい避妊後、子作りへ。

早く、たくさん子供が欲しかった!

肝っ玉母さんになりたかった。

25才 タイミング治療 人工授精 クロミッド〔排卵誘発剤〕

Y産婦人科へ。

私だけ卵管の検査。
「問題なし」なので半年くらいタイミング法。

半年後、フーナー検査。
「運動精子が少ない」ので人工授精5~6回。 

精子の問題があるということならば、私だけの検査で「問題なし」として、治療が進んだのは、まったくの無駄。最初に検査しろよ!

この人工授精は、精子を洗浄も、濃縮もせず、今考えればおそろしいやり方!

※クロミッド〔排卵誘発剤〕飲んでいました。

26才~27才 タイミング治療 クロミッド HCG

H産婦人科へ。

近所の人からの噂話で、この病院に通ったら長い不妊生活から脱出できた人がいたと聞き、みんなに薦められて、通院。

クロミッドとHCG注射〔ヒト絨毛性ゴナドトロピン、排卵を促す〕でタイミング治療を中心に進める。

検査:

 再度の卵管検査。
     →問題なし

フーナー検査〔性交後検査、射精された精子が子宮内を上昇していくかどうか調べる〕→精子少ないかもしれないが、はっきりわからない。

今思えば、性格的に追いつめられないタイプだったら、こんなところに通ってないでとっとと不妊専門病院に行くべきだナ。

28才~29才 AIH〔人工授精〕腹腔鏡検査

28才 TK大学病院へ。

この病院を選んだのは、当時、I助教授は腹腔鏡のゴッドハンドと呼ばれ、K先生とH先生の3人で超有名だったから(→3人とも東京のSA病院へ!)

検査:
 またまた再度の卵管検査。→問題なし
  フーナー検査。→精子少ない。

 AIH〔人工授精〕をしながら4ヶ月後、腹腔鏡検査。
  →大きな問題なし。
   小さな筋腫→レーザーで焼いた。
   少量の逆流した生理血→抜いた。

腹腔鏡の検査は、「腹腔内がきれいになり、子宮や卵巣の環境が良くなったので、半年以内に6~7割の人が妊娠しますよ」と病院から言われた。

そして再びAIHの日々…。

この頃が一番辛かったような…。
みんな出産ブームで。
オムツのCM見るのもいやだった。
友達の出産祝いは一度も行かなかった。

29才 はじめてのIVF〔体外授精〕

腹腔鏡の検査では、半年以内に6,7割の人が妊娠するとのことだったが、結果が出ず。

「あたしゃ残りの3~4割の人か…」とIVF〔体外授精〕に突入。

採卵当日、ノーマルでは受精せず翌日顕微受精へ。
5コ卵子中1つだけ受精・分割・移植する。
うっすら妊娠反応→そのまま出血
「化学妊娠かな?」とさ。

通院や~めた

「体外授精やってもダメだったから、もう無理なのかな? とりあえず若いし、もう治療やんなっちゃった! 自然に任せてみるか。」と、1年7ヶ月通院や~めた。

グループの友達の中でも結婚が早い方だったのに、自分だけが不妊だった。みんなに「大変だネ。でも旅行とか行けていいじゃん。」と言われるのが見下されているようにまで感じてた。ひがみ根性に満ちてた時期が30才前後。

確かに、仕事も趣味も充実してた。夫婦仲はムチャクチャいいし、幸せではあった。
でも、何か足りない、欠けてる、それは子どもだ!
という思いが捨てられなかった。

よく、治療を休むとポコッとできるとか、旅行でのんびりすると~とか言うけど、そんなことなかった。治療は休んで、旅行に行ったりしながら、心の片隅で期待している自分がいた。