不妊・婦人科別館:

38才11月、KLCにての3回目の採卵ICSI – 赤ちゃんと出会うための旅 (7)

判定日 1月25日

突然、仕事中に治療院の電話がなりました。加藤レディスクリニックの前の横断歩道を渡りながらの渡辺さんからの電話。

『妊娠してるって! ありえねえええ~!!』

いつもメールでのやりとりのゆかりさんからの、突然の電話。
そして弾む声! 私(よねやま)も、おおおおおお~と興奮!

ど~なるかワカランけど

そのあとの渡辺ゆかりさんからのメール

ど~なるかワカランけど一応2月の予約を頼みた~い(^O^)
適当に頼みまするぅ

from渡辺ゆかり(*σ∀σ*)☆♪

   2004年1月25日(渡辺さん)

一歩進んだゾ!

今KLCで会計待ち。
なんと順調だそ~だ(>_<) 怖くて指が震える… 一歩進んだゾ! いやいや平常心平常心 from渡辺ゆかり(*σ∀σ*)☆♪    2005年1月29日(渡辺さん)

待つ時間を過ごすための暝想法

そのあと、ドキドキする~という渡辺さんに、私から気持ちを落ち着かせるためのファイルをお送りしました。

2004年1月29日(ビッグママ米山からのメール)

私のお師匠様の作った、気持ちを楽にするための思考法のファイルだよん。具体的には、体外受精で授精卵を戻したあとの方が、結果を待つまでの時間を穏やかに過ごせるようにと願ってつくったものです。お試しあれ(^^)

考えるということはとても精力を使うことです。根気が必要なんですね。この精力とか根気というのはどこから来ているのかというと、腎に貯められている根本的な力から来ているわけです。

腎気がしっかりしていると、しなやかで正確な思考ができますけれども、腎気が弱ってくると、根が腐った樹のように不安定なひねくれた考え方になったり、そのような根をがっちり固めようとするために頑固になったりします。

このような時は、考えるということを休むという方法を取り、腎気を休めることが建設的です。けれども、人間の不思議と申しましょうか、このような時は、まるでチベットの山奥で強い寒風に吹かれてからからと激しく回る風車のように、根のない思考が頭の中をめぐってしまいます。考えないようにしようと考えると、どうすれば考えないことができるのだろうと考え、考えを止めるにはどうするかなどと、禅の本を読み始め考え込んでしまうわけですね。

まさに思考というのは、人間の特徴であり、その人生の健全なあり方に対して、両刃の剣となるものです。

そこで、考えを止める方法の一つを提案しておきます。

それは暝想をするということです。暝想というと何かおどろおどろしいものですが、ここでお薦めするのはとても単純なことです。それは、「身体の声を聴く」ということです。自分自身の身体と対話してみるわけです。

まず、その声を聴きたい部位を選びます。痒いところ痛いところなどは、すでに身体がその声を発しているわけですから、そこにある思いに耳を傾けていきます。思い当たらなければ、身体の中心である臍下の奥の丹田(女性であれば子宮)を選ぶとよいでしょう。

その身体を得、その身体を使った時のことなど、ゆっくりと思い起こして、小さな声も聞き逃さないように、深く深く心を澄まし、ゆったりと耳を澄ましていきます。そこにある、悲しみや、喜び。重さや、広がり。を感じ取ります。

人は、一つの、宇宙です。その、宇宙の、中の、宇宙の、一部の、一点の、声を、聴いていきます。

全身の力みを抜いて、その部位に耳を傾けます。横になってもかまいません。ゆったりと、ゆっくりと、こころをほぐしながら、よりよく聴けるよう、耳を澄まし続けます。

その、小さな、声を聴き逃さないよう。心を込めて、さまざまな角度から、その声に耳を傾け、聴き続けます。

怒りがあれば、悲しみが裏に必ずあります。その悲しみは何なのでしょう。理解されなかった悲しみ。乱暴に扱われた悲しみ。喜びの表現を無理に押しとどめられた悲しみ。

この怒りが、堅い塊となって、人の筋肉によろいのように巣食い、自分自身のやわらかな心をまもろうとしています。けれどもそれが、実は、心を閉ざす基になったり、人とのさらなるいさかいの原因になったりします。

そこにあなたの愛を注いでみましょう。あなたの小さなものをいつくしむ心を、自分自身の悲しみに注ぎ込みます。感情があふれてきたら、それを押し止めずただ流します。ゆったりと大いなる宇宙にまかせきって、すべての思いを流していきます。

ありがとうございました。

胎嚢確認

よっしゃぁぁぁ!
赤ちゃん(の袋)がエコーで見えたぞぉぉぉ!
ちゃんと子宮の中だぜぇぇぇ!!!(ToT)

from渡辺ゆかり(*σ∀σ*)☆♪

     2005年2月3日(渡辺さん)

よかったね(^^)!!!!、わお~!
なんて診察室で叫んだんじゃないですか(;^^。

     2005年2月3日(ビッグママ米山)

叫ぶよりも「はぁ、はぁ」とうわずった返事するのでイッパイイッパイ(;^^
しかし!まだまだ平常心 p(・o・)L (仏様のポーズ)
明日11時に行きまする!

     2005年2月3日(渡辺さん)

順調に大きくなってる

今KLC終わったとこさ。
順調に大きくなってるとさ(^_^)vでは明日10:15に(^o^)/

   2005年2月9日(渡辺さん)

心拍とれたよぉぉぉぉ(;_;)

心拍とれたよぉぉぉぉ(;_;)
あさって行くよ
from渡辺ゆかり(*σ∀σ*)☆♪

   2005年2月16日(渡辺さん)

順調だってよぉ!ありえねぇ~(`o´)

【2回目心拍確認】後

順調だってよぉ!ありえねぇ~(`o´)
来週で最後だってよ!
なんか大きな落とし穴がどっかにありそで怖いわ~
from渡辺ゆかり(*σ∀σ*)☆♪

   2005年2月24日(渡辺さん)

無事にKLC卒業だそ~だ!

無事にKLC卒業だそ~だ!
信じられん(?_?)
最後は院長で締め括るらしく2時間待ったよ。
お茶してないで早く来~い!
で百が一うまくすれば10/5に産まれるとよ(・o・)ありえね~
from渡辺ゆかり(*σ∀σ*)☆♪

   2005年3月3日(渡辺さん)

「もう来ないゼ!」

院長から「出産予定日」という言葉を言われ、ウルウルしてきた。帰りにKLCの入ったビルを見上げて、「もう来ないゼ!」と誓った。そして、地元に帰り、あこがれの『たまごクラブ』を買った。妊娠反応プラス後、ダメになるかも…と思ってて買えなかった。

ちなみにポチは、KLC後、転院先の病院が決まるのを見届けたかのように4/2に静かに天国へ。>渡辺談

渡辺ゆかりさんの着床時と、妊娠時の鍼灸治療について

着床時には、思い切って、身体の気の欝滞をとり、新しい生命が、母なる子宮にすうっと着陸できるように、母体側の身体をすっきりとさせるような鍼灸治療をおこないました。

妊娠という状態に対しては、胎をとどめる安胎の治療が妊娠時の治療です。これは、生命力の土台なり、また赤ちゃんを育む子宮を暖めてもいく、腎の陽気をたてることを中心に治療していきます。

このふたつの治療は、方針として相反するものです。妊娠を希望なさる方には、このふたつをはっきりと使い分けることが大事です。妊娠を成立させるための鍼灸治療と、安胎をめざす鍼灸治療は、同じ鍼灸治療ですが、まったくの別物です。

それにしても、17回目の妊娠へ致った時の治療も、致らなかった時の治療も、同じように渡辺ゆかりさんにとっての、最適な身体の状態へということを目指しての治療であることに変わりはありません。妊娠に致る時、致らない時、これは本当に神様のみが知るところなんですね。