9-肺、朝礼を主る司令塔 肺と水。全身作用 その3

さて、肺のまとめの最終。
朝礼っていうのは、みんながあつまって、司令塔の話をうんうんと聞き、グループ全体の動きを整える作業です。
体では肺がその司令塔となり、外界に対して闢いたり闔じたり。そして内側にむかっては全身の栄養の流布、そしていらないものの排出まで主導をとります。

すごいね!肺気。

3)通調水道の作用
通とは疏通、
調とは調節
水道とは水液が運行、排出するための通路

4)百脈を朝し、治節を主る

百脈を朝じる:全身の血液は経脉を通じて肺に聚まり、肺の呼吸を通じて気体の交換が行われ、また全身に輸送される。

治節を主る:肺の重要な生理機能を高度にまとめたもの
治節作用(肺の管理調節作用)
1. 呼吸を調整(主る)
2. 気の升降出入を主る (調節:全身の気機の管理)
3. 心臓を扶けて血液の運行を水道調節   血液運行の推動、調節=百脈を朝ず
4. 通調水道=肺の宣発粛降機能は水液の兪府運行、排泄を管理 呼気:宣散 吸気:粛降


 

5)肺の五行従属
1. 憂は肺の志 憂は肺を損傷しやすい
2. 涕は肺の衛気 鼻竅を潤す
3. 肺は皮毛を主り、その華は毛にある。衛気を宣発し、清を皮毛に輸送する
4. 鼻に開竅する 肺気の調和=呼吸、嗅覚 発声が正常