10−2 食べ物を実にする力:脾胃は後天の本

10−2 脾は運化を主る

脾は運化を主るという言葉があります。

水穀の運化と言う言葉は、水穀(飲食物)の消化吸収、そしてもう一つ水液の運化(つまり水)の吸収輸布です。
つまり、

”食べ物を実にする力”です。
体の実力ってことですね。

「脾胃は後天の本、気血生化の源」っていう言葉があります。
先天は腎からきており、もともと備わった力。そして生まれ落ちてからはこの後天の本である食べたり飲んだりの実力が生きる実力をつける源っていう言葉です。難しく言うと難しいけど、「よく食べるやつは強い!」ってことですね。

いやいや、東洋医学って、普通のことを難しくいう名人(ってなことはないか)

生命の中心である胃袋の力を大事にするのが東洋医学です。