目の奥が痛い、さてどう考えますかねえ。

目の奥が痛いということを訴える方が案外多いです。

頭痛ということでも、よく候ってみると、目の奥の頭痛というケースもあります。

さて、痛み

痛みを考えるときに、東洋医学の世界では、ものが集まり鬱滞して痛むことと、ものが不足し足りないために痛むものとを 弁別して考えます。

今回の目の奥の痛みは、頭というからだの上部に、気が鬱滞して凝り固まり痛みになっているように 感じられると思います。

つまり、ものが集まり集中しているから痛むというわけです。

しかしながら、全体のお体の状態などを拝見するとこの症状が、身体の生命力や体力が弱いために おこってきたの「生命力の不足のための痛み」であると判断できる場合が多くあります。

つまり、全身の問題として、”不足”があるために、”見る”ために、一度集中するとその鬱滞を解消しにくくなってしまい、頑固で、治りにくい症状となってしまうのです。

こういったことは、また極度の疲労、ストレス、女性ならば流産などもきっかけとなり、気血の巡りがわるくなり集中したものが解消しにくくなって症状の固定かということもおこります。

ですので、まず身体の生命力をあげていくということがとても大切になります。

さて、身体の生命力をあげる

身体の生命力をあげるといったときには、東洋医学では、胃腸の力と、土台の力と二つの考え方を しています。

腎と脾、土台の力(腎気)と胃腸の力(脾)です。
どちらも生命力を支える両輪ですが、東洋医学の場合はこのどちらでいくかで選択肢が変わる場合があります。まあ、簡単にいえば睡眠と食事!かな(^.^)

目、大事ですね!

写真は目力のあるヒデヨシ君です。