レジリエンス(対応力)からもらった勇気

レジリエンス(対応力)

ふと、山中伸弥さんの文章を読んでいました。

週刊現代から

レジリエンスとは、resilience=対応力という意味だそうです。

具体的なエピソードから

「山中君、レジリエンスっていう言葉を知っているか?」

恥ずかしながらぼくはこの言葉を知らず、「何ですか?」と尋ねると、

「つらいことがあったときでも、しなやかに適応して生き延びる力のことだ。

たとえば、神戸や東北の震災で家族も家も失くした人が大勢いた。立ち直ることができなかった人がいる一方で、希望を失わず、前向きに生きている人もいる。その強さがレジリエンスだ」〉

希望を失わず、前向きに生きる。

このなんと難しいことかということは、誰もが思うことだと思います。

ちょっとしたことがあると、眠れない、そのことばかり考えてしまう、前向きになれない。

絶望感などで体調が悪くなっていく。

それは当たり前だし、

忘れようと思っても忘れられないこと

頭から離れないこと

思考の悪循環はあるのでしょう

それをレジリエンスで乗り越えられたら、どんなに素敵なことか。

どうしたらこのレジリエンスが身につくのでしょうかねえ。

その答えが、同じコラムにありました。

レジリエンスは鍛えることができると。

おーーー鍛えられるんだ!

そしてそれは感謝の心を持つようにすることで鍛えられると。

あーー!そうかと。

自分が被害者の立場にいつまでも固執するとレジリエンスは発揮できないですね。

だって、被害者だから自分が何かする必要はない、自分は被害を受けているわけだから

『かわいそうな人』なのだから、なにもできない。

そこから一歩踏み出し、感謝し、対応していく。

そしてもう一つ、

自分のことばっかり考えている自分を抜け出す。

なんか、当たり前のところに戻ってくるのですが、

自分の辛さに翻弄されているときには

このことに気がつきません。

自分は被害者なんかじゃない、

かわいそうな私じゃない、

いま、こうして生きていることに感謝して、

今日も元気にすごしましょっと(^^)