夏バテのほてりに、暑さを清らかにして(清書)、パワーアップ(益気)するという清暑益気湯

清暑益気湯なんていうしゃれたネーミングの漢方があります。

夏バテでなんだかほてった感じとだるさがつよいという方がいらっしゃいました。
この夏のさなか、冷房が不調でなんとかすごしていましたが、
もともとの胃腸虚弱タイプでだいぶまいってしまったようです。

身体の力を補う補剤(formulation with tonic effect)にはいろいろあります。この中でなんだかんだと中心になるのは、健脾益気(fortify spleen and replenish qi)です。

すなわち、胃腸の力を健やかにして、全身のパワーアップということです。
あたりまえっていえば当たり前ですね。

この胃腸を健やかにという健脾益気をなしとげる4つの処方に、身体の体液を保つことをしながら軽く清熱してくれるのが清暑益気湯です。

暑さを払って軽く冷風をおくってくれるかんじでしょうか。
小川のほとりで涼む感じ。

お身体も少しほっとされたようです。

清暑益気湯には、胃腸を健やかにという漢方が中心に処方され、
潤いを生んでくれる麦門冬、五味子、人参(生脈湯)が配合されています。
そのうえに陳皮、黄柏。

秋風も朝晩には感じられるようになってきましたね。
もうちょっとがんばりましょっと。