晴れ時々占い③  芸術家の手 〜東洋医学で知る自己理解の物語

晴れ時々占い③ 東洋医学で知る自己理解の物語

芸術家の手

目は口ほどにものを言いといいますが、手も同じだと私は感じます。

手の表情はとても豊か。
そして頭の動きを如実にあらわします。

東洋医学的にも手には多くのツボがあります。
また私は特に手の甲側のツボを、身体全体をみながらその場所の滞りを取る
ポイントとして反応を見ながらつかいます。上焦つまり身体の上部の凝りや
詰まりには劇的に効くこともあり驚きます。
また全身の状態をスムーズに(気の昇降出入といいます)
する観点でも多く使うツボが存在しています。

さてさて、今日は手の形のお話しに続いて、とある芸術家の方の手の形を診たときのお話し。

少しお年を召された方。
ご自身の運命線が短いことを気になさっていました。
しかしながら拝見すると、中央は薄いもののすうっと
通っていく運命線が見通され、やはり一つの道を歩んでいる方なのだなと感じました。

そのうえに、長方形の手型に、長い指。
あー芸術家として生まれ、生きていく方だと思いました。
感覚直感の長方形の掌に
思索、揺らぎ、動きのある長い指。
芸術表現を自分の生きる道として歩んでこられた方らしい手です。

東洋医学をベースにお身体を拝見すると、「十二分の養生を」とお願いするところなのですが、
この運命線と、ご自身の芸術の道を生きているありよう、
そしてこの手型は、導かれる芸術の道の持って生まれた適性を示していますねえ。