「身体は今をいきている」 ストレスと上手につきあうために 2020/11/27

「今 ここ」  ストレスと上手に付き合うために

ストレスの多い世の中が続いていますね。
どうしようもならないことなのに、息苦しさを感じてもがいたり、
思い道理にならないことに落ち込んだり。
先に未来に不安になったり。

そういった心の思いは誰にでもあります。そしてこの心の思いが
人間を新たなよりよい世界を築くべく原動力にしていたのでしょう。

不安があるからこそ、不安に対処し、安全な行動をしたり、より便利な方法を模索する。
そんな当たり前をしてきたからこそ、人間は技術と共に前に進んでいます。

ただ、この心の思いは、ときとして、心を暗くし、不安にし、身体の健康までも
むしばみます。ストレスが体に悪いなどと言いますが、そのとおりですね。

そんなストレスの強い世の中。
心の有り様を少しスッキリさせておくと過ごしやすいのではないかと思います。

それは、「今 ここ」を生きているということを自覚し、感じることです。
マインドフルネスや瞑想にも通じるメソッドです。

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「今 ここ」ー身体は今を生きている。

今、この瞬間に私は生きています。
過去でも、未来でもなく、今この瞬間に生きているわけです。

私には思考があります。
思考は未来を考え、過去を思います。
未来を不安に思い、過去の出来事に苦しみます。
すると、あたかも、いま不安があるように思い、いま苦しみがあるように認識してしまいます。
私の思考によって未来や過去に思いをはせることが、「今 ここ」に生きている私に
あたかもいま不安があり、いま苦しみがあるようだ誤解し、心を乱し、
身体の気の昇降出入のベクトルに負担をかけ乱してしまいます。

過去を思い、未来に思いをはせることは生きる意思を持った私たちにはとても大切です。
なぜならば、過去の経験を踏まえ、いまを認識し、あらまほしき未来への
道をどのように進むのかを選び実行するためです。進展進捗のある人生を歩むために、私たちには思考が必要なのです。

しかしながら、「今、ここ」そして「この瞬間」を生きている私には

いま実際に過去の苦痛にさいなまれているわけでもなく、

未来の不安が「今 ここ」で現実にあるわけでもありません。

それは思考が作り描いている世界です。
心がこの思考の作り出している世界に苦しみ、不安に思うことで
身体の気の昇降出入に影響し健康への負担となります。

思考が作り描いている世界を勇気をもって実際に歩んでいくのが人間の人生です。
しかしながら未来への前向きな理想であっても、
「今 ここ」を生きる私には執着となり心乱すものでもあり、
心乱すことは身体の気の昇降出入に影響を与えます。

「今、ここ この瞬間」には苦痛も不安もなく、
「今、ここ この瞬間を生きることが許されている」ことを受け止めたとき、
身体の気の昇降出入は思考の鎖から解き放されます。

思考の呪縛を認識しながら、解き放されることも許されていることを認識する。

これが、「今 ここ この瞬間を生きる」ことを認識し、
「今を生きている」ということではないかと
私は考えます。

小アジのあげたん
うちのユタキチ君のソウルフードです。