アドラー心理学と野田俊作の補正項

アドラー心理学と出会ったことは、私の中では大きな出来事でした。
そしてこの心理学のもつ社会的な価値観は、私の中で通奏低音のように
ひろがり、前に進む勇気をあたえてくれました。

そのアドラー心理学の中心的な人物である野田俊作先生がお亡くなりになりました。驚きと、残念と、最後に申し込んでいた講習会がキャンセルになってしまい、もう一度講義を受けたいという気持ちがつづくままになっています。

野田さんという呼称でいつもアドラーの話の時には出てくる野田さんは私の中でアドラー心理学=野田さん。

野田さんは野田俊作の補正項というブログをなさっていて、
愛読者でした。

まだまだ自分をアドレリアンということはできませんが、
子育て、対人関係においては、アドラー心理学的な価値観が
私の中心でもあります。

2013年頃から私は自分自身の研究の穴掘りウサギとなって、東洋医学、
不妊治療などなどにおいて、学術的な発表に軸をおき「査読の通った論文を2本!」という目標にまっしぐら。

まっしぐらに追求できたのも、アドラー心理学の与えてくれた勇気のおかげだとおもっています。

アドラー心理学を日本に取り入れ、広め、私のような市井の人間にもその
価値を伝えて下さった野田先生の功績は本当に大きいと思います。
アドラーの学術的なことは別として、
市井の人間が生きるために、
勇気を持って生きるためにどういった価値をもち、
感覚を共有し、
日々をすごすのかということを、
とてもわかりやすく教え伝えて下さった野田先生に感謝の気持ちで一杯です。

ご冥福をお祈り申し上げます。
野田さんが撒かれたアドラーのたね、沢山の芽が出て花が咲いて、
次の世代へと引き継がれていきますように・・・。