排卵誘発剤を使うコツ、ストレスを解消していきましょう!

ストレスは、妊娠したいという方にとってとても重要なポイント。

ストレスがよくないとわかっていても、なかなかコントロールできるものでもありません。
ストレスを軽減するというのは、妊活に限らず、健康維持にはポイントになりますねえ。
さてさて。

 

諦めた途端に妊娠した、
旅行に行って妊娠したなどというのは、ストレスからの解放が
直接的に妊娠につながったというよい事例なのです。
東洋医学的には、肝鬱を払って妊娠!!ってなところでしょうか。

 

この方は、二年にわたり、漢方治療や、排卵誘発剤を使った人工授精などを中 心とした西洋医学的な治療をうけられ、もう一段のステップアップが必要なのか な?というところで、当院にいらっしゃいました。

排卵誘発剤などを使うと、沢山排卵します。とくに、それまで使ったことがな い人の場合だと反応がいいですね。値段も他の治療よりも比較的安価なのと、設 備のない病院でも出来るといった要因で、この時期を漫然と長く過ごされる方が いらっしゃいます。この方もそうですね。

私は、こういった人工授精などで結果が出ない場合、漫然と長く薬を使うこと は反対です。薬の効きが悪くなってしまい、そのあとの治療に影響がでますし、 ご本人の身体もまいってしまいます。あるていどの目安で、薬をやめ、身体を整 え、ステップアップしたほうがいいのではと思います。

この方の場合は、身体を整えようねとお話している間に、あっさりと妊 娠されました。それまでくり返していたタイミングや人工授精では妊娠しなかっ たのに、面白いですね。

典型的な、ストレスが妊娠にブレーキをかけていたという感じですね。こういった ストレス不妊が鍼がきく一番のタイプでもあります(*^^)v。

 

ストレスというと、なにか精神的な負担とばかり考えがちですが、東洋医学で はもう少し広い概念で把えています。まあ、身体が緊張しやすい、気血のめぐり が滞りやすいといった感じで考えていただいていいのではないかと思います。

この方の場合は、ストレス状態に対して身体の土台の力をつけることと、スト レス状態そのものを緩和させていくということを念頭において治療を進めていき ました。不妊も、頭痛も根っこは同じだろうという見立てです。

治療をすすめていくことで、身体の土台の力がつき、ストレス状態も緩和され、 頭痛が楽になり16診で妊娠にいたりました。

また、今回は、タイミング法をしっかりと順守していただきました。LHサージを 使うやり方です。市販の排卵チェッカーですね。これは使い方にちょっとしたコ ツがありますが、上手に使うと効果的です。きちんと排卵があるかたならば、人 工授精や病院での排卵誘発といった手段をとらなくてもご自宅で出来ることもありますね。この方が気楽に対応できる場合もあります。もちろん病院に行った方がいい場合もありますから、ケースバイケースですが、こんなやり方もときにはアリだと思います。

偏頭痛、8回の人工授精のあとの不妊、自然妊娠出産