☆☆更年期から生まれ変わった私達に必要な底力(腎)
私達は食事を通じて、日々を生きるパワーを受け取っています。
これは、いわば自転車的な操業。
毎日食べて、毎日生きているわけです。
自転車が倒れないように、ペダルを踏み続ける生活です。
毎日たべて、毎日いきる。
あたりまえの大事な日常です。
でも、
ペダルを踏むのをやめるとバタンと倒れてしまいますし、
ある程度の運転技術がないと、スムーズな運行が出来なかったりします。
東洋医学では、その毎日食べて、毎日生きる自転車の運転を、
もう少し安定的に日々がおくれるように支える底力(腎)を
大切に考えています。
この底力(腎)を養うという発想が、
『病気ではないけど辛い』という更年期ならではの課題 を解決する鍵を握っています。
底力(腎)が充実していれば、余裕をもって身体機能をつかいスムーズに日々がおくれるということです。また何か突発的なことがあっても、日常の範囲で受け止め大きな問題にもならずに過ごせるということです。
☆☆人生の課題:発育、生殖の課題を終えること
私達は、生老病死のある人生を生き、ある時期には発育と生殖という課題をこなします。
生まれてから、更年期までは、発育と生殖が私達の生命に大きな負担となります。
時に女性が誤解しているなと思うことは、生理があることが健康であると思っていることです。
確かに、健やかな身体であればスムーズな生理が期待できます。生殖には余力のある身体が必要です。しかしながら、排卵があり生理があるから健康になるのではありません。
生殖のリズムは女性にとってホルモンを十分に身体に浴びることとなり、血管などは若々しく保つことができます。それは一義的には”妊娠、出産”のためであり、妊娠していなければ、あっさりと生理によってリセットです。ここで私達は生殖のために準備し、待ち、リセットするという余計な生命力を消費しているのです。
この消費がなくなっていくのが更年期です。
更年期の私達は、発育、生殖という課題からは卒業し、もうそこに底力(腎)を使わなくてもいいわけです。
自分のために生きる人生がはじまったわけです。
これからの人生を、今を生きる自分自身をしっかり支えるのが
更年期以降の私達の課題でしょう。
生殖活動は、生命力への負担が大きい活動です。
更年期はその活動を少しづつ手放してく時期なのです。
つまり、
生殖縛りのあるゲームから、
自由に自分の人生を満喫するゲームへとの転換です!
(オレはポケモンゲームだよ)
ただし、その時期が老いていくという生命のあたりまえ、ちょっと下り坂の時期でもあるので、生殖への負担がなくなり楽になっていますが、老いによって、その変化をうけとめきれず右往左往してしまうことがあるわけです。
新しいゲームのスタートです。
心機一転、がんばりましょう!
そして楽しい日々をすごしましょう(^^)