
棒灸・ラブ。なぜ私はこんなに棒灸が好きなのか
棒灸について、私の治療院ではちょっと独自のやり方をしています。
……と、いうか。
私は長いこと、自分がやっているこの方法が、棒灸の良さを生かすとてもよいやり方だと思っていました。
それが、どうやらあまりスタンダードなやり方ではないらしい。
そう気がついたのは、ほかの先生方が紹介されている動画を見たり、棒灸の講習会に参加したりしたときでした。
え? 基本は「かざす」だけ???
棒灸を皮膚から少し離してかざし、暖かさを感じてもらう。
あるいは、経絡に沿って動かしていく。
え? 基本はかざすだけ???
え? 暖かさを感じてもらって、線で流すの???
最初に見たとき、私はちょっとびっくりしました。
もちろん、衛気を補うという考え方や、経絡に沿って気を動かすという考え方はわかります。
そして、そういった棒灸の使い方で効果が出ることも、よくわかります。
でも、それでも。
私にはずっと、ひとつ引っかかることがありました。
「一点に効かせる」棒灸
私が棒灸を使うときに大切にしているのは、広い範囲をなんとなく温めることではありません。
まず、一点をしっかり温める。
そして経穴へのアプローチを考えるなら、皮膚表面で得られた暖かさを、その「ほしい一点」に届けるようにしていく。
私は、そこをとても大切にしています。
この使い方をしていると、棒灸って、ただ「温かくて気持ちがいいもの」だけじゃない。
もっと力強く、臨床で使えるものなんじゃないか。
そんなふうに感じる場面が、私には何度もありました。
だから、この使い方を知らないまま「棒灸ってこんなもの」と思ってしまうのは、なんだかとてももったいない。
そんな気持ちが、ずっとありました。
同じやり方をしている人はいないのかな?
そんな疑問もあって、棒灸についての講習会などにも、あれこれ参加してみました。
でも、私がやっているのと同じような方法には、なかなか出会いませんでした。
多くの講習会で紹介されていた、身体の表面から働きかけて気を動かしていく棒灸。
それはそれで、とても大切な世界です。
ただ、私が思う「効かせる棒灸」の世界は、そこからちょっと違うところへ広がっています。
だから私は、棒灸が好き
考えてみれば、私はずいぶん長いこと棒灸を使ってきました。
そして臨床の中で、何度も棒灸に助けてもらいました。
「ここを、なんとかしたい」
そんなときに、棒灸が力強い相棒になってくれたことがあります。
なぜ私は、こんなに棒灸にはまったのか。
なぜ「一点をしっかり温める」ことを、こんなにも大切にしているのか。
そこには、私の臨床の中で忘れられないきっかけがあります。
ちょうど8月31日に、京都で棒灸についてお話しする機会をいただいています。
まずはそこで、私が臨床の中で考えてきた「棒灸・ラブ」を、たっぷりお話ししてこようと思っています。
そして講座が終わったら、このブログでも少しずつ。
棒灸のこと。
お臍のこと。
温めるということ。
そして、なぜ私がこんなにも棒灸を頼りにしているのか。
私の「棒灸ラブ」を、もう少し詳しく語ってみたいと思います。
いま、講座の資料を作っているのですが、ラブラブに燃えてます(^^)
