つかれ過ぎての悪循環:強制休養のすすめ

子宮内膜症は、生理のある限り続くエストロジェン(女性ホルモン、卵胞ホルモン)依存性疾患です。
つまり、基本的にはどんどん進行してしまう疾患なのです。

生理を止めると疾患の悪化が防げますし、また症状の緩和されます。ですので
時にそう言った治療法が選択されますが、妊娠を希望されていると排卵を抑制させる治療は
できませんので、きつい症状や悪化とのおつきあいということになってしまいます。
症状や進行を止めるには、妊娠しちゃうのが一番よいということなのですねえ。

また、子宮内膜症がひどくなると、卵管の癒着がおこり、自然妊娠が難しくなります

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どちらの症例もかなり激しい子宮内膜症の症状があり、症状や体調の管理そのものもなかなか
大変な状況でした。また妊娠に関しても卵管采の癒着により体外受精の適応となっています。

こちらの症例でも、そうそうに子宮内膜症の診断から『体外受精の適応』となっています。
おひさま 子宮内膜症4期での自然妊娠

人工授精、体外受精とすすみましたが、やはり妊娠が難しい状況にありましたが、
骨折により強制的に(^^ゞかなり心身を休めることとなり、
結果、思わぬ自然妊娠へとつながりました。

実はいままで不妊治療のお手伝いをしていて、こういった『強制休養』が効果的であった例は
沢山あります。皆さん、日常的に忙しすぎているし、疲労がたまっているのかなあなどと感じます。
風邪も体外受精の採卵周期など出来れば避けて通りたいところですが、
案外結果がよかったりします。

現代人はいそがしすぎるんでしょうかねえ。
強制休養のすすめであります。

どうも、お休みというと、予定を詰め込みすぎて逆に疲労を重ねている方が多いですね。
まあ私もその一人だなあという自覚はあります。
でも、何も予定をもたず、行動も制限して、のーんびりという
何もしない絶対的なお休みは
よいのかなって思います(^^)
なんにせよ、お薦めですよ。