最強母乳外来、ソラニンさんの本から

自分の本棚をみていたら、「最強母乳外来」という本が目につきました。
なつかしいと思わず手に取って読み返してみました。

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このソラニンさんは、本当に赤ちゃんが大好き、大事、母子のことを一生懸命考えフォローなさろうとしている
頼もしい助産師さんだと思います。赤ちゃんが大事っていう思いが文章の端橋から伝わってきます。そしてこの思いが、多くのお母さんを救い赤ちゃんの成長を助けていったのかと感じました。

私が1才の断乳のススメを書いたのは、どちらかというと、お母さん側の視点にたってです。
赤ちゃん側の視点については正直にいって、難しすぎてわかりません。
たとえば、ちょっと視点を外に持っていくと、幼児教育、赤ちゃんの教育などについての
情報は、あふれるほどあります。それのどれが最良なのか、比べようもないという感じがしています。

赤ちゃんのおかれた環境、そして育てる親との関係性。
そして社会の中で生きる存在としての赤ちゃんということを考えるというポイントは外せないと思います。

赤ちゃんが自分からおっぱいバイバイをするときが卒乳という考え方は、私が授乳していた30年前(^^ゞぐらいにもよくいわれました。私も納得できるところです。

しかしながら、自分からおっぱいバイバイといういのは、単に赤ちゃんのご機嫌伺いをするのではなく、総合的にしっかりと観察する視点をもって判断すべきだろうといまでは思います。この総合的に判断する視点がなくては、お母さんの「赤ちゃんに求められて幸せスイッチ」が入ったまま、「赤ちゃんのちょっとした気分」を伺っていては総合判断は難しいのではと思うのです。

判断が難しいから、伝承として言われてきたような、使って不都合がなかったルールがあるのかもしれませんね。
私は不妊治療を受ける方と接していて、「子供を持つ、持たない」という判断すら難しいと痛感することがあります。今の自分の視点からだけの判断では判断し得ない、でも決めなければならない。決めるということはその結果に責任を取るということです。現時点での自分の情報だけではなく、沢山の人が生きた歴史の中から出た言葉に従ってみるという視点もありなのかもとも思うのです。それと、運に従うというかねえ。

あ、ちょっと母乳から話は外れてしまいました。

それにしても、ソラニンさんの熱い思いはぐっときます。彼女の言葉は強い響きがありますね。
迷いがなくなるというのは、それだけで救いです。
生きるときにとても必要なものだなと感じました。