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不妊:相談 ステップアップは了解しない夫との不妊治療−②

不妊:排卵障害でもステップアップしない 自然妊娠 出産シリーズの②

さて、このシリーズの目次を出しておきますね
不妊:排卵障害でもステップアップしない 自然妊娠 出産
①:不妊:排卵障害でもステップアップしない。自然妊娠プロローグ
②:ステップアップは了解しない夫との不妊治療
③:不妊:薬をやめて不妊カウンセリング鍼灸治療での自然妊娠
④:第二子への挑戦 メールでの不妊大作戦!
⑤:海外での不妊治療事情 PCOS  クロミッド
⑥:不妊:相談 海外での不妊治療、どの様に進めたらよいでしょうか?
⑦:不妊:相談 基礎体温表の手がかり 排卵検査薬の難しさ
⑧:不妊:相談 妊娠しました! 800ドルの超音波エコー
⑨:日米カナダの妊婦健診事情 出生前診断
⑩:海外妊婦健診事情 出産報告

スタートしましょう。

 

一人目のときには、『ステップアップを了承しない夫』との不妊治療です。不妊治療は夫婦二人での話し合いがとても大切です。ときに必要なステップアップを反対され、不妊治療そのものが成立しない場合もあります。

しかしながら、昨今の『急ぎすぎる不妊治療』もしかしてこのご主人は非常に賢明な判断をされたのではないでしょうか?

体外受精胚移植の生産率は30代前半でも7%程度です。つまり1回の採卵で妊娠出産まで到達できるのは100人に7人!。しかしながら不妊の定義に当てはめれば、こんな程度なのも実は納得なのです。

ですので、他の手段が本当にダメなのかを確認するのは、案外大切であり、生殖医療は介入が低いほど安全の大原則にものっとっています。

今回のケースは、排卵が毎月ない多膿疱性卵巣症候群。ちょっと注意しなければならないのは、多嚢胞性卵巣症候群などと血液検査などの結果から診断されても、『毎月排卵がある』状態であれば、薬などの医療介入はいらないようですね。先日もいらっしゃった方が、他院でのカバサール服用を専門クリニックでは否定されてしまったと話されていました。毎月排卵があれば、多嚢胞性卵巣症候群と診断されても服薬などは必要ないと言うことです。

しかしながら今回のケースはかなり重度の排卵障害であり、この場合は、薬での調整が難しいので体外受精へのステップアップは充分考慮に入れることが可能なケースとなります。なぜならば、多嚢胞性卵巣症候群の場合は、薬での誘発コントロールが難しのです。卵胞が出ない状態では意味がなく、卵胞が出過ぎれば多胎妊娠の可能性からその周期は見送りとなってしまいます。

体外受精になれば、沢山卵子が採卵でき、受精卵も多く出来、結果として1度の採卵で多くの凍結胚ができ、妊娠出産がスムーズに進むと言うことも多くなります。

しかしながら、今回はご主人が『そこまでしなくてもいいんじゃない〜』とおっしゃり、ステップアップをしない決心をなさっています。

さて、この症例はどうなるのでしょうか。

相談:
32歳です。病院で不妊治療をして1年ほどになります。多嚢胞性卵巣症候群としんだんされていて、クロミッドとブレドニンを服用しています。

もう1年たちますが妊娠しません。主治医からは高度生殖医療である体外受精へのステップアップを勧めています。

しかしながら夫はいつも「そこまでしなくていいんじゃない〜」と言っていて、これ以上のステップアップは希望していません。どうしたらいいでしょうか? 妊娠出来るでしょうか?

状況:
生理不順、3〜6ヶ月に1度の生理。不妊治療で排卵誘発をするようになって33−35日程度で排卵するようになった。母親も同じ状況だが24歳と25歳で妊娠、出産。夫が明確に高度生殖医療を拒否しているので、ステップアップは出来ない。

お返事:
ご主人の意思が明確ですね。

確かに、1年以上病院に通い排卵誘発をしていて妊娠していないという事実から、ステップアップをして解決したいというお気持ちはよく理解できます。

1年以上努力しているのだから、もうステップアップしなくては妊娠できない!と思ってしまいガチですね。

しかしながら、私はまだまだチャンスはあると思います。ステップアップの前に、自然妊娠出来るようにもう少し身体自身の手入れをしてみてはいかがでしょうか?

お身体を拝見しての課題

1)生命の土台の力(腎気)が少し弱い
2)身体の上部での気の滞りがきつい
3)胃腸のパワー不足
4)女子胞(子宮)での気血の不足、滞り

この4つの課題は、3)の胃腸のパワー不足があるために、1)の腎気の不足が引き起こされ、2)と4)の身体の上部では滞り、女子胞(子宮)では気血の不足やオケツという血の道の滞りを生じさせます。

まず半年程度を目安にお身体の手入れをしてみましょう。
『とりあえず一切の薬をやめ、病院を休憩してみる』という選択です。
それでもダメだったときには、一緒にご主人を説得する方法を考えましょうね。

東洋医学的な見たて
・弁証 腎虚を中心とした気虚
・論治 益気補腎
・治療方針 腎気をそこあげし、脾気をバックアップ、気逆を納める

場合によっては、脾気そのものも手を入れる。