カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代前半 不妊 一般の症例集 虚弱体質・疲労

小さい器の生理不順。生命力を上げて自然妊娠(32歳出産)

概要

体力がない、身体の力が足りないという状況ながら、上手にご自身の身体を応援し、無事に妊娠出産なさいました。

(この症例の弁証論治→小さい器の不妊、妊娠、出産弁証論治
【case:0037】

ご相談内容

昔から冷えがとても気になります。クーラーや冬はとても辛く、寒い時期には生理もこなくなります。疲れがひどくなって食欲がなくなり、体重が減り、身体のだるさ、目の疲れも出てきました。妊娠も希望していますがなかなか成立しません。どうしたらいいでしょうか?

東洋医学的診立て

もともと体力不足で、季節の動きと体調が連動するような感じですね。仕事を始めてからだんだんと体力が落ち、体重も落ちという感じで、冷えもきつくなり辛い状態になっていらっしゃいますね。

東洋医学的に拝見した身体の状態も全身を温め養う力が不足しているため、全身をくくっている皮膚も密度が荒くゆるい状態であり、生命の土台の力(腎気)をあらわす腰部の経穴も力がありません。生命力をしっかりさせ、妊娠し、継続できるようにしていきましょう。

東洋医学的弁証論治
弁証:腎の陽虚を中心とする全身の気虚
論治:温養補腎
治療方針:なんとか、支えとなっている脾胃の状態を大事にしながら、腎の陽気をたて全身の気虚を救う