カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代前半 二人目不妊

二人目不妊で2年間の不妊治療、鍼灸治療後すぐに自然妊娠(30歳出産)

治療経過

治療を始めて10診目で妊娠となりました。非常に早い時点での妊娠でした。産婦人科での不妊治療が2年を越えていたのに結果がでていなかったので、鍼灸をやりながらもそんなに早く妊娠できるとは、私も患者さんも思っ ていなかったので、思いがけない早い結果に思わずにっこり。

あとがき

2年余り、3ヶ所の産婦人科にて、タイミング、人工授精やそのほか不妊症のために子宮内膜症の治療などをおこなっていました。一人目が自然妊娠だっ たので、人工授精やタイミングなどの指導が中心となり、比較的長い時間(2年余り)を過ごしてしまったのだとと思います。

鍼灸治療が思いのほか奏効したのは、時間経過的に考えて、脾腎の陽気がたったというよりも鍼で欝気が晴れたため妊娠に致ったのではないかと思われます。一人目の出産後に生命力を落としたことが二人目不妊につながっています。生命力を落とすと、身体は頑張らなくっちゃと気を張ってすごそうとします。その気の張りが『妊娠する力そのものはもともとあった』この方を長い不妊状態にさせたのでしょう。

今回の妊娠は出産ギリギリまで体調管理に鍼灸に通われ、スムーズに出産なさいました。そんな産後であったので、ぽろっと三人目の赤ちゃんがすぐにやってきてくれました。本来であったらもっと早く二人目、三人目がやってくるべき方だったのだと思います。なにか大がかりなことが必要なのではなく、ご自身の生命力をあげるというシンプルな手入れが、女性の人生にとっては案外キモになるんですよね。