カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代前半 二人目不妊 早産

二人目不妊、早産が心配(34歳出産)

治療経過

初診より週に1度の鍼灸治療。
4ヶ月後、自然妊娠。
上の子供(2歳)がいるのでなかなか安静にできないが、妊娠後も鍼灸治療を継続。
油断は出来ないねと話しながらも頚管長も短くならずに経過。
妊娠28週にて帰省。無事に出産なさったとのご報告をいただきました。おめでとうございます。

あとがき

二人目不妊は案外よくある不妊です。これは、一人目の出産後、生命力を落としてしまったために起こる不妊ですので、病院に通っても、体外受精してもなかなか解決しないケースをよく拝見します。シンプルに生命力をあげる、生命の土台の力(腎気)をあげる。そして女子胞(子宮)を養うということが必要であるケースがほとんどです。早く妊娠したい!!というお気持ちはよくわかりますが、急がば回れですね。

また、切迫早産や切迫流産については、とくに腎気をあげる、女子胞力をあげるということがポイントです。安静が効果的なのも他に生命力をまわさないようにするためです。上のお子さんがいらっしゃるとなかなか安静もできませんが、ポイントをしぼって女子胞力をあげ、妊娠期間中を乗り切っていただきたいと思います。そしてそれでも頚管長が短いようでしたら思い切って腹を括って安静です。