カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代前半 二人目不妊

産後不調が続き二人目不妊、身体を整えて自然妊娠(33歳出産)

治療経過

32歳 ビッグママ治療室受診 週に1度程度の通院
33歳 1年後 妊娠直前の状態
 腰痛が改善、第一子妊娠前の状態まで回復
 体重50キロ 第一子妊娠前の状態まで回復
 生理周期のおくれなどがだいぶ減った(32日以内にくるようになった)
 一人目出産後の産後不調(イライラ、気持ち悪さ、胃のむかむか)の程度は軽くなった
33歳 初診から1年4ヶ月後に自然妊娠 無事に3000グラムオーバーの女児を出産、おめでとうございます。

あとがき

二人目不妊のポイントは急がば回れです。多くのケースで、第一子妊娠と同じ方法で妊娠されています。年齢要因など気になる問題も多くありますが、『上の子との年齢差』『自分の仕事』『夫の年齢』等々の社会的要因をいくら振りかざしても成り立たないのが妊娠です。少し腹をくくって『第一子妊娠前と同じ状態にする』ことが、結局、急がば回れとなる場合が多いです。第一子妊娠時よりも、体重、生理の状態、全体の体調などが悪化しているようでしたら、まずそこから取り組んでいただきたいと思います。

ただし、30代後半から40代の場合は、母体側の年齢要因が非常に大きな不妊要因になってきます。なかなか難しいところですが、体調が回復しない場合はあせっても難しくなるケースが多いので、もし体外受精で凍結胚がある場合はあせらず戻す時期をよく検討していただければと思います。