カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代後半 不妊 婦人科

重度の子宮内膜症の痛みを緩和し第二子を妊娠(35歳出産)

治療経過

本格的な生理が始まり痛みが強くなるものの、鍼灸治療後より痛みが薬物なしにコントロールできるようになる。1年2ヶ月後第二子妊娠。

あとがき

子宮内膜症は、生理と共に悪化する疾患です。今回のケースは、卵巣嚢腫の手術もおこなわれ、子宮筋腫の手術歴がある、骨盤内臓器の癒着が高度な事例であり、なかなか解決が難しい状況にありましたが、ご本人の努力によって妊娠、出産につながりました。

しかしながら、妊娠中も痛みが強く、出産後も再度痛みの出現があるという状況で、子育てもお辛い様子でした。生理がある限り憎悪する子宮内膜症ですので、抜本的な解決はなかなか難しい状況ですが、温補補腎という温めて下焦の力をつけるという鍼灸治療がご本人の辛さの軽減に役立ったようで何よりです。