ダイエットに欠かせないのが運動です。
しかしながら運動で消費カロリーを多くしてたくさんやせようというのではありません。
残念ながら運動で消費するカロリーはそう多くはないのです。
ジャムパン一個のカロリーが約200キロカロリーですが、これを運動で消費させようと思うと、エアロビクスなら48分、ジョギングなら34分、なわとびでも27分もかかってしまいます。運動の消費量がいかに少ないかがわかります。
それでも、運動が必要なわけ
運動が必要なのは、食事制限によるダイエットで、減少しがちな筋肉や骨などの組織をたもち、落としにくい脂肪組織を落とすためです。つまり体脂肪を減らすには運動を必ず行わなくてはならないのです。リバウンドのないダイエットにするためにも是非運動をしてください。
脂肪をもやす運動は、有酸素運動です。これは「ローパワーで約12分間以上筋肉を動かし続けることのできる運動」です。つまり、体の中に酸素を取り入れて、脂肪を燃焼させエネルギーに転換させていく運動なのです。ダイエットにはこのタイプの運動が必要です。
具体的にいえば、適度な強度で、20分以上続けていくことができる運動です。ジョギングや歩くことなどぴったりです。
運動強度について
さて、そのときの運動の強さについてお話ししましょう。有酸素運動に必要な運動の強度を心拍数で表現しますと、最大心拍数の70パーセントぐらいとなる運動が目安です。ほとんど運動をしていない人、体力のない人は60パーセントぐらいを目安にして下さい。
最大心拍数の求め方
210 ー 年齢 = 最大心拍数
ちょうどよい強さの運動の見つけ方
最大心拍数 ×0.7(あるいは0.6)=ちょうどよい強さの運動の時の心拍数
運動をして直後に心拍数を測ってみましょう。どれぐらいの強さですか?
上記の式で求められた心拍数よりも足りないようでしたら、もう少し運動の強さをあげましょう。多いようでしたら、少し加減しましょう。
具体的な運動の方法については、楽しみながらやれる方法、無理のない方法を紹介した本が沢山出ています。是非ご参考になさって、有酸素運動を続けて下さいね。
出来そうなことから、まず開始してみることが肝心です。