あれこれ思うエッセイ集:,

眠りについて

今日、ある方とお話していて、「私はどこでも、すぐにパッと眠れるの」というお話から、睡眠のお話になりました。

以前のファイルで、睡眠の関して、基本的な考え方はお話させていただきました。今回は、そのなかで気がついたことを少しお話させていただきますね。

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さて、すぐにパッと眠れるということはどういうことでしょうか?

電球にたとえてみると、起きているとうのは、電気がついて光がある状態です。この光をパッと消して、意識を内側におくことが出来るということが、すぐにパッと眠れるということだと思います。

電球だと電気が流れていない時が消えているときですが、人間では、電気が消えている状態と考えられる寝ているときも電気が流れています。

人間には気血が流れていると考えられています。電球の電気にあたりますね。

寝ているときも、起きているときも、気血という電気が流れているのが人間なのです。

ですので、人間の場合は、電球のようなオンオフではなく、ベクトルの方向の順逆だと考えられます。

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外側に向かうベクトルが、起きている状態。

内側に向かうベクトルが、寝ている状態です。

パッと眠れる方は、このベクトルの方向付けが非常にスムーズなのかと思います。羨ましいですね(*^0^*)。

外側に向かうベクトルの時間。人間は起きて、社会生活を営みます。食べたり飲んだり、運動したり。起きている身体を使って活動して、身体を外界との交流で養って行きます。動の時間ですね。

内側に向かうベクトルの時間。人間は意識は内側におさまり、身体はただその状態にあることによって、内側を養って行きます。静の時間が流れて行きますね。

内側の時間にいるとき、私たちはいったい何をしているのでしょうか。無意識の旅をしているのでしょうか?。寝る子は育つといいます。子供は動の時間に取り込んだエネルギーを、静の時間に自分の身体にしっかりと取り込んでいくのでしょうね。成長というゆったりとした流れは、この静と動の時間を縫う様に進んで行くのですね。

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ふたつの動と静の時間を繰り返し、繰り返し、人間は生きているのだと今日深く気がつきました。

そう、寝ているときも生きているのです。気血がゆったりとした流れをもって充ち、私たち人間という小宇宙の中を流れているのです。なんかロマンティックだななどとひとりで、考えています(*^0^*)。