カテゴリー : 講演記録

2015年 山下湘南夢クリニック講演『女子胞力を磨く、東洋医学鍼灸で出来ること。』

12 食事バランスガイド

食事について

『何を食べたらいいですか?』というご質問を頂くことがとても多いです。確かに食事は身体作りの基本ですね。情報の多い昨今、何を食べたら良いのか本当に迷うところだと思います。

この食事に関しては、『自分自身を知る』ということが、本当に大切な第一歩です。食事は1日3回、場合によっては間食も含め、毎日続くものです。まずご自身がどんなパターンで何を食べているのかを知るということがとても大切なのです。

当院では、そのために、食事記録を書いていただいております。用紙がありますので、この様式に従って一週間分記入してみて下さい。

一週間記入してみると、ご自身で気がつくことがたくさんあります。

『あれ?思ったより食べてないなあ』とか、『間食が多いと思ったけど、これほどとは』とか『3食食べられてないなあ』とか、『野菜が少なくて、お魚もほとんど食べていない』

そして、私のどこが悪いのかしらと悩んだら、こちらの食事バランスガイドと見比べることをお勧めします。

手のひら1つ分が1単位。卵一個、ミカン一個が『ひとつ』です。活動量が中程度の女性で一日主菜(タンパク質が中心となるメインディッシュ)が3つから5つ。多いですよね。乳製品が2つ、果物が2つです。多くの人が『多い!』『こんなに食べていない!!』との声をあげられました。そうなんですよね、何を食べるかよりも、まず当たり前の食生活をするのが第一歩だし、一番効果的だと思います。

その上で、不妊治療や身体作りをなさりたい方のポイントをあげてみます。

1)食事バランスガイドにしたがってしっかりと食事を取る。

2)食べ方の順番を意識する。解析料理を参考に

3)質のよいタンパク質を取る。卵、肉、魚などよいものをしっかりと。

4)何を食べたらよいのかというハウツーはほどほどに、何かを控えるという選択をしたら代替のものを必ず考え摂取する。