カテゴリー : 講演記録

2015年 山下湘南夢クリニック講演『女子胞力を磨く、東洋医学鍼灸で出来ること。』

13 お灸のやり方

ご自宅でのお灸

毎日ご自宅でお灸をしましょう。

治療院では毎回、そのときの治療に基づいてご自宅でしていただくお灸の場処に印をつけます。

ご自宅でしていただくお灸は

1)せんねん灸タイプ

2)棒灸タイプ

3)電気のお灸タイプ

などがあります。一般的に安価で使いやすいのはセンネン灸タイプだと思います。写真の様にまとめて火をつけていただき、印のところに置き直していきます。棒灸は、しっかりとお腹や背中のツボを暖めていきます。コツは面で暖めるのではなく一点をしっかりと深く暖かさを押し込んでいくこと。一点が広がり面になるイメージです。

治療院での毎回の治療にあわせて、しっかりと日々のお灸をしていただくことで、治療効果が倍増します。また、生理周期にあわせ、生理痛がひどいときや、妊娠した時などはこの棒灸が威力を示します。しっかりと使いこなせる様にしていきましょう。

お灸は火傷ができたり、しっかりと温熱がいれられなかったり、使い方が間違っていたりということが多くあります。当院ではしっかりと指導させていただきますので、安心しておまかせください。とくに、この棒灸は、不妊治療、不育治療には大いに頼りになる存在です。是非活用していきましょう。治療院では、指導にあわせお灸のやり方説明書をお渡ししていますので、活用してください。

14 棒灸のすすめ

治療院では、体外受精の胚移植をしてから、毎日ご自宅での棒灸をお勧めしています。特に妊婦さんには必須のアイテムです。(妊婦さんの場合は、不妊治療、妊婦治療の経験が深い鍼灸師に直接指導を受けて下さい)

お臍、中注、関元などのツボを選んでもらい、毎日2回しっかりと棒灸をして、下腹部の血流アップを狙い、女子胞の生命力を充実させましょう。