この問いでは、ご自身が具体的に感じることについて複数回答OKで回答していただきました。
冷えがとれ、体調が全体によくなった、基礎体温表のグラフが安定してきたと感じられる方が多く、「鍼灸、自宅でのお灸治療」が治療効果として具体的に実感できていると思われます。
結語
定期的な鍼灸治療を前提とする、自宅でのお灸の手入れは
①身体そのものが好調になり、具体的に変化を実感できる
②毎日ご自身ですることがある、実感がわくということから、精神面での安定
③二人で協力し合い身体作りをしてくという夫婦のコミュニケーション
にとって有用であると思われます。
また、当院ではこの「施灸指導」を長年にわたり取り組んでまいりました。
たんに「お灸をしてくださいね」という言葉だけでは、なかなか効果が実感できる「継続的で、毎日のお灸」にはつながりません。細かいフォローやしっかりとした指導はとても大切だと感じております。これは鍼灸院にとっては「負担」と思われる部分でもあります。
しかしながら、ご自宅でのお灸は、東洋医学で言うところの生命の土台(脾腎の力)を上手に養うことができます。また妊娠を願う方の場合、下腹、骨盤などを直接的に暖め養う(温養)することで、子宮や卵巣の生命力をますことにもつながります。ご夫婦のコミュニケーションを深め、身体作りにも役立つ自宅での施灸指導ですので、今後も積極的に勧めていきたいと思っております。
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