江戸時代の本郷正豊はいったいどのような世界を繰り広げていたのか、その著
作、鍼灸重宝記を読み、考えることによって、少しでもうかがい知ることができた
らステキだなあと思っています。
この時代の書物だと、「こんなのそのまま読める日本語だよ」と仰しゃる方々も
多いかと存じますが、私にとっては難解?モードであります。
少しづつ現代語に治しながら、彼の世界を探訪していければいいなあと思ってい
ます。読み進めるのは、後半の鍼灸諸病の治例というところです。もしご興味のあ
るかたは一緒に通読できましたら面白いですね(^^)。
なお、今回私が、鍼灸重宝記を理解するにあたって、ベースとする考え方は中医
学の基礎的な臓腑や経絡、気血の概念をもちいます。また一貫した生命観として
は、気一源の観点にたって、読み進めていきたいと思っています(気一源や生命観
については、私のホームペイジにあります、生きていることー東洋医学的生命観を
ご参照ください。)。また経穴の解釈などは、「穴性学ハンドブック」(たにぐち
書店)を参考としています。
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