【訳者私見】
思い悩むことや気疲れによって生じた、膈噎翻胃。そのまま吐くものは治すことが
でき、一昼夜おいて吐くものは治しがたし。むむむ、なにか病のイメージがわかな
くて、【訳者私見】はお休みです。
と、いいたいところですが、それじゃーなんなんで、経穴について考えていきたい
と思います。
天突は、肺気を降ろして気機を開いたり、逆気を降ろしたりする作用が期待されて
いますね。天突、上中下脘と任脉が選ばれているのは、脾胃とのかかわりで
しょうか?。また石関などの上腹部で邪を祓というのは、正豊さんの御家芸??。
膈兪と(言意)(言喜)、胃兪と胃倉など、二行線と三行線が選ばれているのは、病の
深さによる差を見越した取穴ではないかと思います(古い病のほうが外側へ)。
吐くという気逆に対する取穴よりも、脾胃をたてるようなもの中心に取穴をしてい
るのではないかと思います。
この病気、いったいどんな病気なんでしょうか?
ご存じの方、お教えいただけますと嬉しいです。