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知一庵さんの【写真館】より

癆瘵 きのかた


癆瘵の証はひとつの病態をあらわすものではありません。

気血が虚弱になり、心腎を労傷したためにこの病がおこります。

心は血を主どり、腎は精を主どります。

精血が乾き、相火がたかぶって、咳嗽、吐血、遺精、盗汗、悪寒、発熱、五心煩 熱、食事の量が少ない、羸痩、日暮れになると症状が重くなります。

この証のものは、老虫がいて、骨までくらって伝染し、親族までほろぼすことがあ り、伝尸ともいいます。






梁門あたりをめぐって何度も刺します。

患門、四花、膏肓、章門、気海、三里に灸






【訳者私見】

これは、伝染性のかなり深い病の話しをしていますよね。深い虚損病という感じ。

梁門をめぐって何度も刺すことで、胃の気を必死にたてようとする発想でしょう か。

患門は心兪の左右の穴、四花は膈兪、胆兪の左右の穴ですね。外台秘要方に骨蒸労 熱に用いるとあります。

膏肓、三里は虚損病をたてるという意味でしょう。

章門は穴性学ハンドブックに、「助五臓、医疳勞」(五臓を助け、勞を治す)「補 五臓 益気血」とあります。脾経の募穴、臓会という発想からでしょうかねえ。

とにかく、裏をたてて、たててという発想を貫いているような感じですね。


ところで、心兪、膈兪、胆兪といわずに、患門、四花というのは、なぜでしょうか ねえ(@_@)?かっこいいからか(^。^;;。







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