内経では、水腫の本は腎にあり、その末は肺にあり、みな水の積もりですといっ
ています。ですので、水病は下半身が腫れ、腹が大きくなり、上半身は喘急をなす
ため、横になることが出来ません。
はじめに腹から腫れて、のちに手足が腫れるものは治ります。はじめに手足から
腫れ、のちに腹が腫れるものは治せません。肉が固く、掌がたいらなものも治せ
ません。
灸ー膈兪、肝兪、胆兪、脾兪、腎兪、通谷、石関、水分、天枢、気海。
針ー胃倉、合谷、石門、水溝、三里、復溜、四満、曲泉。
渾身浮腫は、曲池、合谷、三里、内庭、行間、三陰交。
水腫は、列欠、腕骨、間使、陽陵泉、陰谷、解谿、公孫、児[、衝陽、陰陵泉、
胃兪
四肢浮腫は、曲池、合谷、中渚、液門、三里、三陰交。
風腫で身が浮いたのなら、解谿。
遍身腫満、飲食化せずは、腎兪に灸を百壮据えればすぐに癒えます。