【訳者私見】
膀胱の気化作用や制約作用について語っていますね。膀胱が利す事ができなくなっ
たときには、尿がでなくなりというのは、気化作用の失調ですし、また尿がぽたぽ
たするというのは、制約機能の失調ですね。
原因として、下焦に血をたくわえというのは、実のものをさしていますね。下焦の
虚寒というのは虚のものですね。つまり、失禁に対して、実のものと虚のものがあ
るということを語っているのではないかと思います。
小腸、膀胱の陽気をたてるということで、腎兪、気海、小腸兪、三里、関元と割合
とシンプルな発想で使われていますね。
ここで絶骨がでてくるのはどうしてなんでしょうねえ(@_@)?。髄会であり、腎気を
高めるという発想もできそうですし、また冷えとりをしているのかもしれません。