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知一庵さんの【写真館】より

遺精 もうそうをみる


夜に夢で人と交わり、感じることによって精を泄らすことを夢遺といいます。夢に よってではなく精がひとりでに出てしまうことを精滑といいます。

心腎内虚によって固く守ることができず、両方とも相火が動じたために生じたもの です。またひさしく交合しなかったために、精が満ちて、あふれるようなものは病 ではありません。


灸、脾兪、肺兪、腎兪、気海、三里。

針、関元、曲泉、然谷、大赫、三陰交。遺尿は小腸、膀胱の陽気が衰え脱したためにおこるものです。






【訳者私見】

心腎内虚による、相火が動じたものとみており、灸では、肺、脾、腎気をたてるこ とにより、裏の充実を狙っていると思います。

そのうえで、針では、腎経の栄穴である然谷で火を泄らし、厥陰関係の合穴である 曲泉、三陰交など下腿の経穴を使い、肝腎の陰気を補い、気を下にひき、火を納め る発想をもってきているのではないかと思います。

面白いのは、心火だといっても直接心経や心包経を瀉すという発想を持たないこ と。納めどころというのがあるんでしょうねえ。







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