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知一庵さんの【写真館】より

脇痛 わきいたみ


両脇痛は、肝火が盛んになることが原因となって気が実したものです。

咳嗽して痛みが走り注ぎ、痰の音がするものは痰です。

左の脇に塊があって、痛むところが移動しないものは死血です。

右の脇に塊があって、飽悶するものは、食積です。

肝積は左にあり、肺積は右にあります。


針、日月、京門、腹哀、風市、章門、丘墟、中涜、期門。

灸、肝兪、絶骨、風市。






前半で、両脇痛はとしているところが、正豊さんが実際に観察し、思っていると ころではないかなって想像しています。

つまり、左右で脇痛の種類をわけるのではなく、肝火が盛んになることによって 気が実したものが脇痛の原因であるという点です。

左の脇、右の脇というのは、どうもなんかこなれていない感じがするんですよ ね。また、実際に、肝積は左にあり、肺積は右にありますというのは、いったいど ういう感じをさしているのでしょうかねえ。古典の指し示すところではあるのです けどねえ。

徹底的に胆経を狙っていくのですねえ。日月、京門、風市、丘墟、中涜、そして 胆経の章門、期門。

また、普通は、裏を建てる経穴が選ばれる灸でも、肝兪、絶骨、風市と、肝経の 気をたてていっていますね。また、下肢の2点が選ばれているのは、気をひきおろ すという作用を期待しているからではないかと思います。気が実したときという認 識で、いち早く、気実を落とし、肝胆を疏通させることに重点をおいているという ことなのでしょうねえ。







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