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知一庵さんの【写真館】より

口病


経に曰く、

脾気は口に通じます。

肝が熱すれば口が酸っぱいです。

心が熱すれば口が苦いです。

胆が熱すれば口が苦いです。

脾が熱すれば口が甘いです。

肺が熱すれば口が辛いです。

腎が熱すれば口が鹹いです。

口が臭いのは内熱で、口が乾き口瘡が出来るのは脾熱です。



口が乾くのには、尺沢、曲沢、大陵、二間、少商、商陽。

口が噤むのには、頬車、支溝、外関、列缺、児[、内庭。

口眼咼斜には、頬車、水溝、絲竹空、列缺、太淵、合谷、二間、地倉。






【訳者私見】

曲沢、大陵という心包経、二間、商陽という大腸経、尺沢、少商という肺経の経穴 をあげています。肘関節まわりの経穴や、末端穴を使い、熱を手に引いていこうと したり、熱を漏らそうという発想ではないかと思います。

口が噤むという症状に対し、手三焦の支溝(もしかしたら、水溝??)、外関。足 陽明の内庭、児[。そして手太陰の列缺があげられています。内庭、児[は胃の内 熱を抜いているのかなと思われますね。それに、支溝、外関。脾ー三焦という子午 の表裏でしょうかねえ。口が噤むということを、胃の内熱と、胃の陰虚という観点 から考えているように思えますね。



口眼咼斜に対して、頬車、水溝、絲竹空、地倉というのは、局所の経 穴ですね。他に手太陰の列缺、太淵、手陽明経の合谷が選ばれています。これは風 邪の治療かなとも推測できますねえ。

経穴が提示されているところと、病証の分析が少し解離しているので、ちょと解釈 が難しいです。







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