お母様の体調 の御相談　老化ということ

お母様の体調をご心配になった娘さん（成人）からのご質問にお答えしてファイルを作りました。

身体を考えるヒントになると思います。

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メイル拝見しました。

お母様のこと、ご心配ですね。

身体を診立てるということは、あくまでも、四診という、身体を触診して得る情 報、身体を見ることによって得る情報、ご本人からお話を聞いてしる情報などから、総合的に判断して行きます。

今回の場合、問診、それもご本人ではなく娘さんを通してというもの。また、寄せられた情報に対して、もう少し突っ込んでお伺いしなければならない部分が沢山あるのですが、こういった文章のやりとりですので、それは無理なので、あくまでも、お返事いただいた範囲で、想像したものだということは、頭にいれておいてください。だから、もしかしたら、他の情報と総合すれば、まったく違った判断をする可能性もあるということです。

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さて、 お年を召してくるということは、それだけで、身体がだんだん弱ってくるという要素になります。

お母様は、その上、子供二人を頑張って育てるということで、だいぶ無理をなさっていたのだと思います。

文章を拝見して、理解できることは、お母様は、ご親族をなくしてから、、身体を支える胃腸の器が小さくなったにもかかわらず、頑張って、気を脹って、労働による無理を重ねたこと、そして、一番の今の問題は、身体をささえる土台でもある、根っこの部分の状態が、５０歳過ぎから非常に悪くなってしまったことでしょう。

下腹部の良性腫瘍、婦人科疾患での手術などを引き起こしてきてしまったことも、土台である根っこの問題であり、また、これらの問題が、根っこをより弱くしたのだと思います。

この土台である根っこが弱いということにより、身体の種々にまたがる、辛さが でているのであると思います。非常に疲れやすい、どんどん疲れが蓄って行く感じがする、また、ファイトがわかないなどということが出てきているのだと思います。また、肩こりや背中の痛みも、これが原因になっているのではないかと、思います。

目の使いすぎで肩にきているから・・、背中の筋肉が凝っているから・・。身体 の土台である根っこの状態がよければ、休息を取ればこういうことは、普通は解決していく問題です、これがなかなか解決せず、だんだん状態が悪化するということは、本当に、土台が問題になって来ている段階にはいってしまっているのだろうと推察されます。

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お身内からみて、精神的にまいっているような状態はないと仰っていますが、仕事に向かうときは気がはり、なんとか、仕事がこなせますが、週末になるとどっと気が抜けてというのは、土台である根っこの状態が悪化しつつある人にとっては、見過ごせない危険な兆候であると私には見えます。

もう少し身体の状態が悪化すれば（いまは、悪化傾向にありますよね）、仕事に向かうときにも、張れていた気が張れない、やる気を出そうにも出せないという状態になってしまいそうな感じが私にはします。ぜひ本格的な状態になってしまう前に、身体の状態の建て直しが必要であろうと私は思います。

睡眠の状態が寝つきはよい、眠りは普通、寝起きもよいとお答えになりつつ、翌日に疲れがいつも残る、夜中に目が覚めることがよくあるというのは、相等、自分の身体に無頓着というか、自分自身のことよりも、周りのことばかり考えてきたご本人ならではなのかもしれませんね。

ご本人の本当の状態は、気が脹って仕事に行っているときのそれではなく、ほっとして、気の抜けたときに出ている状態です。なるべく早く、治療の手を入れた ほうがいいのではと、私は判断しています。

ご自身でできることは、ゆっくり安むこと。無理な労働はしないことだと思います。ゆったりとした散歩などもいいでしょう。それに加え、おへそと、恥骨の間を５等分して、おへそから３等分目にある、関元などのツボに、センネン灸などのお灸を毎日なさることもいいと思いますよ。

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それでは、

ご参考まで。

お母さん、元気になられるよう、応援しています(^^)