. .


お灸のお話



私は、治療室で鍼灸治療をしています。

お体を拝見し、証をたて、鍼とお灸を組み合わせた治療をしていきますが、お灸には、そういったアプローチのほかに、古来より、いろいろな伝承的な使い方、やりかたも存在します。

また、一般に、お灸といいますと、皆さんはどういったイメージをもたれるでしょうか?。せんねん灸のような、ものかな?

あるいは、お年寄りの方の背中などにある、大きな馬の目の跡のようなお灸でしょうか(^^;)。




お灸には、いろいろな種類があります。

半米粒大にひねったもぐさを直接皮膚に据えて使う直接灸

まるめたもぐさなどを、患部に布や紙を隔てて、あてる温灸。

手軽に使える、せんねん灸のような隔物灸。

このせんねん灸は紙の台座を使いますが、紙のかわりに、生姜やニンニクを台座に使うと、生姜灸、ニンニク灸の出来上がりです(^^)。

また、もぐさを棒状にまるめ、あたためる棒灸。

ちょっと毛色のかわったもので、植物のかぶれを利用するお灸もあります。

私の庭にある、センニンソウなどは、扁桃炎によいとされるお灸の時に使うのですよ。




始めに紹介しました、馬の目のお灸は、打膿灸といいます。

背中に大きなもぐさを据え、ひたすら耐え、大きなヤケド跡を作ります。

そのあと、より化膿するように軟膏を塗るのです。その傷が治るときに病気も治るという、なかなかハードな世界です。だんだんみられなくなりましたが、その流れを汲む治療法というのは、まだ存在するようですね。

とっても興味深いものだと、私は思っています。

さてさて、そんな興味深いお灸ワールド。少しづつご紹介していきたいなと思います。






.....エッセイ集の目次に戻ります........
☆☆☆☆ここをクリックすると始めのページにもどれます(⌒_⌒)☆☆☆☆◎◎◎←←←←←はじめのページへ←←←←←◎◎◎☆☆☆☆ここをクリックすると始めのページにもどれます(⌒_⌒)☆☆☆☆

メイルの宛先はこちらです→pxl02541@nifty.ne.jp.お手紙はこちらへ...メイルの宛先はこちらです→pxl02541@nifty.ne.jp.