東洋医学というと、神秘的で不可思議な発想を持って人間を観ていると思われるかもしれませんが、そうではありません。私は当たり前の人間のありようを、できうる限りに正確に、東洋医学の考える生命観でみていこうとしているだけです。
妊娠にはセックスが欠かせません。
しかしながら、セックスと妊娠とはそのままつながるわけではありません。
では、そこをつなげるために、何が必要なのでしょうか?
まず第一に男女ともに健康であることが大切です。
第二に、女性においては月経周期が安定していて排卵時期が明確であることも
求められます。
排卵時期が明確であれば、その時期にセックスすることによって、妊娠する可能性が高まるわけです。
セックス、男女の交わりというものは、生命の不可思議の中でも最たるものですね。
女性が意識してもしなくても、男性の精を深く受け止めることによって女性は妊娠します。
男性だけでも女性だけでも妊娠は成立しません。
交わり結び合うことによって、妊娠の可能性が高まっていくわけです。
人においてはここに、精神的な交流が深く求められるということはいうまでもないことです。
男女がお互いに受け入れあうこと。
卵子は精子を受け入れ溶かし、
精子は卵子の中に溶け込み、
まさにまるごと一つの生命となること。
それが妊娠の成立であるわけです。
相手を深く、深く受け入れること。ここに妊娠への道があるわけです。
少し詳しく考えてみましょう。