お体を拝見するためのアプローチ
お体を拝見するには、大きく分けてふたつのアプローチをとります。
ひとつは、問診という、お話し合いを通じて、あなたのお体を知ること
もうひとつは、脉や舌、身体にあらわれるいろいろな経絡状の反応点の様子などを直接的
に身体を拝見してあなたのおからだを知ることです。
治療方針を見つけていきます
お体を拝見するための二つのアプローチにより、御自身の状態を理解し、治療方
針をたてることが大事です。
目標をもって治療するということは大事なことです。
場当たり的に、そのときに辛い症状を中心に扱うことが、その方、本来の健康状
況に対しては、マイナスになるケースもあるのです。
その人の状態を、しっかり診立てた上で、現在の症状の位置づけをし、なにをす
べきかということを常に考えていくことが、治療をするうえにおいて、本当に大
切なことだと私は考えています。
『とりあえず』という場当たり的な発想ではなく、本当に患者さん御自身にとっ
て必要なことは何であるのかということを考えて治療目標をもちたいと、私は思っ
ています。
そのためにも、初診は、お話を聞くこと、身体を拝見すること、総合的に判断す
ることのために、時間をゆっくりととり、患者さん御本人にも、身体に対する理
解を深めるための時間であって欲しいと私は願っています。
治療方針が決まったら
治療方針にそって、
鍼灸治療でやっていくこと、できること、
御自身の生活の見直し、改善できることなど
実行していただきたい養生法
などのお話をしていきます(^^)。
健康づくりの主役は
気持ちよく快適に過ごせる身体をつくっていく主役は鍼灸治療そのものではなく、
御自身の生活の中にあり、治療はその一部だと思うのです。
初診の方で、基礎体温をつけていらっしゃる方は、ぜひ体温表をお持ちください。
不妊、婦人科疾患以外の方でも、基礎体温をつけていらっしゃる方は、治療の参考になりますので、ぜひおもちください。