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論治

弁病  5/7


ここで主訴となっている頭痛に関して、鍼灸学臨床編(東洋学術出版)をもと に弁病していきましょう。






頭痛

外感性頭痛

1)風寒によるもの

2)風熱によるもの

3)風湿によるもの

内傷性頭痛

1)肝陽の亢進によるもの

2)痰濁によるもの

3)血瘀によるもの

4)気血両虚によるもの

5)腎虚によるもの






高校時代から長く続く頭痛ということで、外感性のものは除外されると思い ます。しかし、たまにおこる後頭部が痛くなるタイプの頭痛のときは、1)の風 寒によるものの可能性は高い。

内傷性の頭痛ということで考えていこう

3の血瘀によるものは、外傷の既往や固定性の痛みが中心となるので、 除外

5の腎虚によるものは、年齢、部位、随伴症状などより除外できるような感じ ですね。

2の痰濁によるものは、痰濁により清陽がめぐらなかったために起こってくる タイプの頭痛である。本症例では、脾虚や内湿の存在は思われるものの、湿痰と して病態として深くなっているとまではいえないであろうことから除外

1の肝陽の亢進と、4の気血両虚によるものの可能性は高そうです。






肝気の欝結や気の上逆を示すものは多く、生理の状態もそれをあらわしている と考えられますので、1の肝陽の亢進は大きく関係がありそうです。

夕方になって疲れてくると頭痛が出てくるというのは、気虚を示す大きなものです。 しかしながら、気血両虚という言い方は、非常に大きな虚損病の状態をさしてい ます。これは言い過ぎという感じがしますね。虚の大きさを示すものとして、気 血両虚とまで言葉をついでしまうのは、無理がありそうです。




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