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産後不調の弁証論治

患者さんへの提言  6/6


この方の身体のありようは、二つ流れがあります。

ひとつは、精神的な影響が強い部分と、出産により身体がよわったことによる 部分です。

芸術家肌で、ご自身をかなり追い詰めながら、生きていくその姿は この方らしいステキな生き方ではあります。しかし同時に、胃腸を中心とした 不調を伴う、不安定な身体とつながっています。

この問題は、非常に大事な問題です。
感性の強い方が、ご自身を高めようとするとき、自分自身を追い詰めることは よくあります。それが過度になると、自分でもどうしようもない状態に なってしまいます。欝的な状態といったのが、端的なところでしょうか。

こういったタイプの方は、まず丁寧に日常生活を送ることを大事にしていただきたいと 思います。食事を作る、美味しく食べる、気持ちよく寝る、家族と楽しく 生活する。そういった地に足のついた生活が、きっと過度な自分自身への 傷付けを、未然に防いでくれると思います。

生きている、それは、毎日の日々の生活の細々とした積み重ねから生まれているのだな ということを、私はよく思います。ぜひ、その土台を崩さずに、生活を なさってください。このことが、貴方の胃腸をまもり、精神状態を良好にしておく よい方法になると思います。







出産後からいためてしまったのは、身体の土台の力です。
東洋医学の世界では腎気といいます。

この腎気が、二度にわたる出産によりかなり崩れてしまいました。
この建て直しが急務です。

出産で崩してしまった腎気は、年齢的に若いということもあり、 ご自身の養生や、治療の手入れで充分回復が可能だと思います。

今年たて続けに、たくさんの問題を引き起こしているのも、この腎気の弱りから 派生している問題です。







お子さんが小さいと、いろいろな意味で余裕がない時期ですが、ご本人に とっては、この若い時期に腎気の回復をみないまま過ごしてしまうと、 今後の長い人生においてかなり後悔するところとなると思います。
少し頑張って手入れをされた方がいいと私は考えます。

ご自身ができる手入れとしては、

食生活を丁寧にして、胃腸の状態をよくすること。
睡眠時間を充分にとること
徹夜などの無理を重ねないこと
適度な運動をすること。

などがあげられます。

治療には時期があります。
できれば、この若い時期に、身体を出産の前までぐらいには 立て直しておかれた方がよいと思います。






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