漢方薬と鍼灸での挑戦をはじめて、ちょうど一年たちました。
ご本人が喜びと共に、血液検査の結果を持ってきてくださいました(^^)
検査日 | 2002/11/4 | 2003/2/21 | 2003/6/14 | 2003/11/6 |
綱目 | | |
CRP | 6.3 | 2.2 | 1.7 | 1.7 |
RF | 74 | 37 | 29 | マイナス |
ZTT | 12.2 | 11 | 12.7 | |
血沈 | 92 | 55 | 67 | 40 |
ガンマグロブリン | | | | 23% |
違う施設で検査したので、少し項目が変わっています。
RFがとうとうマイナスになりました。これは15以下でマイナスというこ
となので、0という意味ではありませんが、この一年の治療の方向性が決して
間違っていなかったんだという安心材料と為り、ご本人ともども、よかったねー
記念日だねーと喜び合いました。
「私は病気でもなんでもないのよ。ちょっと関節が腫れて痛いけど、
そんなの別にどうっていうこともないことなのよ。
リウマチために生きているのではないんだし(^^)」
この爽快なご本人のご意見に、私は数日考え込んでしまいました。
この方、確かに機能障害もあるし、出来ないことも沢山ある。痛いこと、辛い
事だって沢山あると思うのです。でも、それがこの方の主体には全くなっていな
いのです。リウマチのために生きているのではなく、この方の生きている人生に
おまけのようにちょこっとリウマチが同居しているだけって感じがします。
そして、リウマチ君の同居には、漢方薬と鍼灸の二人三脚で充分平和にやって
いけるということが、よくわかった(*^0^*)んだというところに、到達したとい
う感じです。
このことは本当に大事ですね。病気が慢性的な場合上手に付き合うということ
がよくいわれますが、一番大事なのは、きっとこのように、気持ちが病まないと
いうことなのかと実感しました。病は気からですね(^^)
関節の腫れは、触れてみてときに、芯から熱が抜けたという感じがすることが
あります。これはこのところボツボツ出始めた所見です。いままでは、やっぱり
ちょっと熱いなという感じがありましたけど、え?っと思うぐらい熱感がないこ
とがあります。この感じがもっと継続できればいいと思います。
一番問題だった首は、外側からみても、ぼこっとした腫れが減少し、可動域が
増えています。煙が舌に周るタイプのちょっと変わった温灸をしているのですが、
この温灸の染み入る感じも、首にとってだいぶいいみたいですね。身体が全体が
立ち直ることなくしては、こういった局所の関節がよくなることは難しいので、
この温灸だけの作用とは思わないのですが、直接的な手入れも充分効いている感
じがします。
さて、だいぶ落ち着いてきたので、ここからは、リハビリ!筋力トレーニング
と関節の可動域を上げる訓練はもっとしたいですね(*^0^*)お手伝いをさせてい
ただきたいと思います。
☆リウマチの弁証論治:その後の経過1年10ヶ月経って☆